いじめられる子の心理的特徴はどのようなものでしょうか?
いじめられたことがなくても、いじめを目撃したことなどは誰でもあるのではないでしょうか。
また、いじめは子供だけの話ではなく、大人になっても「いじめ」はあります!というか、どこでもあります!
いじめられる子を見かけると
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- 「どうしてあの子が」
- 「対処法はないのか」
- 「なぜ、いじめるの?」
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などのことを感じるのではないでしょうか。
ひょっとすると、自分がいじめられる側になる可能性もあります。
そして、いじめられる側に入ってしまうとなかなかそこから抜け出すことはできません。
つまりは、「慢性的なもの」になってしまうのです。学校が変わったり、転校をしてもいじめられてしまうのです。
このようなときにどのような特徴がいじめられやすい子にさせているのか知っておく必用があると思います。
これを知っていると、自分をかえりみたり、対処をするときにも役に立つはずだからです。
そこで、いじめられやすい子の心理的特徴についてご紹介していきたいと思います。
いじめられやすい子の心理的特徴
実は、いじめられやすい子の心理的特徴には共通したものがあります。
それは、「自分自身に対する自信のなさ」です。「自尊心の欠如」といってもいいでしょう。
このような心理的な特徴をもっていると「オドオドした態度」をとってしまったりします。
また、自信がないということを隠すために、自分を大きく見せようとしてウソをついたり必用以上に自慢をしてしまうこともあります。
つまりは、自分自身のことをはっきりと主張することができなくなってしまうということなのです。
「人間関係の輪」の中へ入っていくことがしづらくなってしまい「浮いた存在」になってしまいやすいのです。実は、私もそういったことがありました!
「自分はダメなヤツだ」という自己イメージがどんどんと強くなっていき、「自己否定感」が強くなっていってしまいます。
あらゆることに対して「ふにゃふにゃした感じ」になってしまうのです。
自己否定感が強い人はやりかえしてきたりすることができないと自分でも思っていますし、他人も感じとっています。
いじめは自分がやられる可能性のある人には行いません。反撃してこない「優しい従順な子」がターゲットになるのです。
このような心理的な特徴をもっている「じめられっ子」は、ずっといじめられることになるのではないでしょうか。
だから、弱さの根本にあるのは「自尊心の欠如」なのです。
では、発達プロセスのどこでこのような心理的な特徴をもつようになったのでしょうか?
親子関係がとても大切なファクターとなってきます。
Column
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私の場合は幼少の頃に親友だった子たちが、不良のいじめっ子になっていきました。
だから、私は不良でいじめっ子の友達というポジションでした。
今ふりかえると、自分もいじめられいてもおかしくない要素を持っていたと感じています!
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原因は親子関係にある?
では、子供から「自尊心」がなくなってしまうのはなぜなのかということです。
実は、親が子供から「自尊心」をとってしまっていることがあるのです。
いじめの解決というと、いじめっ子といじめられっ子の間のことだと思われがちです。もちろん、いじめっ子が100%悪いのは間違いないです。
しかし、親子関係などの「家庭環境」にも大きな問題があるということなのです。
だから、子供をどうにかする前に親が変わることもまた同じだけ大切なことなのです。
親が子供にたいして「抑圧的」になってしまっていると子供の自尊心はいとも簡単に消えてしまいます。
例えば、
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- 「条件付きの愛」
- 「価値観の押しつけ」
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などのことです。
条件付きの愛とは、簡単にいうとテストで〇〇点とったら「いい子」でとれなかったら「悪い子」というふうに接してしまうということです。
子供からすると愛されたいわけですから、親の期待にこたえようといい子になるべく頑張ります。
価値観の押しつけは、例えばこの服がいいと言ったときにあなたにもこっちの方が似合うといって「子供の意見」よりも自分の意見を優先させてしまうことです。
絶対的な親が言うことだから間違いないと思ってしまうことでしょう。
これは裏返して言うなら自分が感じているような「自分の意見」は価値がないと無意識では思ってしまいます。
このような抑圧的な環境でいると、子供はそのままの自分でいることができません。「偽りの仮面」をかぶせらざるをえなくなるということなのです。
このような抑圧的な環境でいると、自分が何かを一生懸命に言ったとしても「自分の意見がとおることはない」ということを味わうことになるでしょう。
自尊心が欠如していってしまうのです。自尊心については「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
そして、「自分はダメな人間なんだ」という自己イメージが形成され学校に行っていじめに合うわけです。
だから、いじめっ子といじめられっ子だけを見ていては根本的な解決にはならないということなのです。