歩くのが遅い人はどこでも見かけることと思います。
世の中には、「歩くのが早い人」と「歩くのが遅い人」の2種類の人が成り立っていると言っても過言ではありません。
デート中に歩くスピードが違い、イライラして「いざこざ」を起こしたことがあるのかもしれません。笑
「歩くスピード」は人それぞれ違いますし、単なる「性格」だと思っている人が多いのではないでしょうか。
しかし、これを読み終わった後は「まったく違う風景」が見えることになると思います。
なんと、歩くスピードが「寿命」に影響しているのです!
「歩くスピード」に着目することは、とても興味深いことだと思います。
なぜなら、誰もそんなところに「スポットライト」をあてたことがなかったからです。
世の中を「見る目」がひとつ深まります。
では、さっそくご紹介していきましょう。
歩くスピードは健康のバロメーター
アメリカのビッツバーグ大学医学部のステファニー教授の研究が面白いことを言っています。
歩くスピードが「1秒間に1メートル以上」の高齢者は同年代で同じ性別なら、それ以下の人よりも確実に長生きします。
「力強く動ける能力」は、「生命力」や「健康」に影響をおよぼしています。
自分自身がどのスピードで歩くのかが最適なのかを選んでいて、そのスピードが速い人がより健康であるということです。
歩くスピードを速くすると健康になるわけではないのです。
歩くスピードはそれぞれの「エネルギー」「運動をコントロールし調整する能力」で決まります。
これらは「心臓血管」「神経」「筋肉や骨」などの複数のシステムが適切に機能している必要があるのです。
要約すると、歩くということは身体の「複数のシステム」がハーモニーすることによってできることです。
そして、「歩くスピード」は身体の健康を計るときの強力な「バロメーター」になるということなのです。
歩くのが速い人は遅い人よりも健康で長生きするということです。
なぜ、歩くのが遅くなる?
では、なぜ歩くのが遅い人がいるのでしょうか?
「歩くのが遅い人」は「歩くのが速い人」とどこが違うのでしょうか?
実は、はっきりした答えがあります。
「目的意識」があるかないかということに集約されるということです。
例えば、カフェから街を見ていると「キャッチ」や「ナンパ師」の人がたくさんの人に声をかけているのがわかります。
彼らが捕まえるのはきまって「目的意識」のない人たちです。
要は、外から見ていて歩くの遅い「フラフラ」している人たちということです。
歩くのが遅い人は、「目的意識」がないと表現しているようなものなのです。
だからこそ、道で「変な人」に声をかけられても「ほいほい」連いていくのです。
「目的意識」がないことはハメられやすいということなのです。
「目的意識」がしっかりとある人は道で声をかけられても無視します。
そして、声もかけづらいのです。
「目的意識」があるかないかが、歩くという何気ない行為に表れるのです。
歩くという行為だけでも、その人の「メンタリティ」を垣間見ることができるのです。
人は常に「自己表現」しているということです。
また「目的意識」を持つのか持たないのかは、「健康」や「美容」にも大きくかかわってくるのです。
Column
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「目的意識」のない人は、仕事のできない人が多いです。
「惰性」で仕事をしてもうまくいくわけはないからです。
「モチベーション」もあがってこないに違いありません。
歩くのが遅い人は、仕事を「テキパキ」をこなすのは難しいと思っても問題ないでしょう。
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目的意識がないと老けて病気にもなる!
また「目的意識」がない人は「病気」になりやすいということも分かっています。
目的意識がない人は「老けるスピード」が早いのです。
病院にいる患者さんたちの多くは「目的意識」のない人が多いとおっしゃるお医者さんもいます。
「目的意識」がないということは「老化スイッチ」をオンにするということなのです。
つまり、細胞が「壊死」していってしまうのです。
反対に、細胞を「修復」させる方法もきちんとあります。
それは「質の高い睡眠」をとるということです。
質の高い睡眠は「成長ホルモン」をたくさん分泌させ、細胞を修復させることができるのです。
睡眠のクオリティが低いと細胞は修復されずに、歳よりも老けて見えます。
詳しくは「熟睡できない、夢ばかり見る睡眠から脱却する方法」を参考にしてみてください。
「若返り効果」はもちろんのこと、「ダイエット効果」なども期待できます。
反対に、「目的意識」を持つことができれば自然と歩くスピードも速くなっていきます。
これまで見たきた通り、速く歩くことは「健康な身体である」ということを表しています。
また速く歩くとカロリーもいつもより消費されるため、ダイエットにもなることでしょう。
まず第一に大切なのは、「目的意識」を持つことなのです。