「だらけること」はダメなことなのでしょうか?私たちは「だらける」ということをとても悪い意味として捉えています。
「だらける」という言葉の裏には、自分はだらけてしまったという「罪悪感」のようなものまでセットでついてきます。
自分がだらけたと思った瞬間に、なにか悪いことをしてしまったと思わされる不思議な言葉なのです。
あなたも、仕事や勉強を「だらけた」ことをダメな自分として思ったことはありませんか?
たしかに、ものごとが進んでいないように思えることは決していい気持ちはしません。
さらに、他の人がバリバリに進めているのならば、なおさらです。
余計にダメな自分という思いが強くなることでしょう。
しかし、私は「だらける」ということをこのようには思っておりません。
今回は、「だらける」ということはどのようなことなのかをご紹介していきましょう。
「だらける」の意味
まず、はじめに「だらける」の意味をおさえておきましょう。
①気持ちがゆるんで体や心にしまりがなくなる。だれる。 「夏休みで生活が-・ける」 「今日ハ暑クテ体ガ-・ケタ/ヘボン」
②だらしなくなる。しどけなくなる。 「 - ・けた服装」
③おこたる。なまける。 「 - ・けていると仕事がたまるよ」
※コトバンクから引用
このように「緊張」がときほぐれたことを指すようです。
つまり、「リラックス」していることなのです。
「やるべきこと」をやらずに「リラックス」していることを「だらける」というようです。
〜しなければという悪魔のささやき
しかし、一方で私たちは「緊張」と「リラックス」を無意識にくり返して生活しています。
昔の人たちは、獲物をつかまえに行ったり、敵と戦っているときが「緊張状態」です。
それ以外の家でいるときなどは「リラックス状態」です。
「緊張」と「リラックス」は健康にはかかせません。
「緊張」と「リラックス」で健康のバランスがとれているといっても過言ではありません。
このバランスが崩れると健康を害することになるのです。
例えば、ブラック企業に勤めている人などは「緊張」と「リラックス」のバランスが明らかに崩れています。
その結果として、病気になったり「うつ」になったりするのです。
ブラック企業の社長は、社員の人を長時間、安く働かせることしか頭にありません。
「だらける」のはよくないという言葉が私たちに染み付いているのは気味が悪くて仕方ありません。
なぜなら、ブラック企業の人たちのための言葉に思えてならないからです。
景気はよくならないですから、ブラック化がさらに進んでいくと予想されますが。
だらけられるだけ、だらけよう
そもそも勉強・仕事にしても「だらける」ことによって罪悪感を感じたとき、その「やるべきこと」は本当にあなたがするべきことではない可能性が高いです。
「だらける」ということは、それをやりたくないというシグナルが身体から出ているからです。
そして、「だらけている」ときにやっていることが本当にあなたのやりたいことなのです。
例えば、勉強をしなくてはならないシチュエーションがあったとしましょう。
そのとき、どういうわけか集中できなくて、だらけるわけです。
恋人に電話してみたり、外に遊びにいったり、勉強してない人同士でおしゃべりをするのかもしれません。
覚えていただきたいのは、これらこそが、とても正しいことなのです。
「やりたくないこと」を無理にしようと思っても、身体は正直ですから必ずどこかで拒否反応がでてしまいます。
そんなときに「だらけてしまった」などと罪悪感を感じている場合ではありません。
むしろ、ノリ気にならないから「どんどんだらけよう」と思う方が自然なのです。
やりたいことは自然と自分でやってしまうのです。
例えば、朝起きてトイレに行くのしんどいからだらけよう、とはなりません。
本当にやりたいことは一点の曇りもなくやっていることなのです。
やりたくないものを目の前にしたとき、「だらけたい」と思ったらそれが正しいのです。
このことから言えるのは、常に「だらけている」状態こそがもっとも正しいのです。笑
そして、それが健康で充実した生活につながってくるのです。
感じる力はとても大切なのです。
感じる力を養いたい方は「感じる力を取り戻すことで、97%幸せになる3つの方法」を参考にしてください。