自分を責める心理!3分で自己否定・自己嫌悪を克服!

心理

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自分を責める心理とはどのようなものでしょうか?どのようにすれば克服することができるでしょうか?

 

「自己否定」や「自己嫌悪」になってしまい、自分に自信を持てなくなっている人がたくさんいます。

 

例えば、

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  • 「自分は楽ばかりして・・・」
  • 「本当はこんなはずじゃないのに・・・」
  • 「自分は頼ってばかりで・・・」
  • 「自分は甘えてばかりで・・・」
  • 「自分はダメな人間なのか・・・」

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など、挙げればきりがありません。

 

生活にあまり「充実感」はなく、思うような「結果」もついてこないのではないでしょうか。

 

ただ一方で、このようなことを克服するために「人一倍の努力」をしているはずです。

 

「人一倍の努力」をしているのに、「充実感」や「結果」が得られない「もどかしさ」があるのかもしれません。

 

「人一倍の努力」をしているのに「結果」が得られないのは「自分はダメな人間なのか・・・」などと負のスパイラルに陥ってしまうこともあります。

 

いずれにせよ、どのようにすればこのような「状況」から抜けることができるのかが気になるところでしょう。

 

そこで、今回は「自分を責める心理」の原因はどのようなものなのかをご紹介していきたいと思います。

 

「原因」が分かれば、「解決策」は自ずと見えてくるものですよ。

こうあらねばならないという「強迫観念」

自分を責める人は「人一倍の努力」をするということは前述しました。

 

このモチベーションとなるのが「こうあらねばならない」と強く思っていることです

 

これが「根本的な原因」です。

 

まるで「強迫観念」に襲われているかのように、努力するのです。

 

むしろ、努力していないと落ち着かないのです。

 

努力することが「精神安定剤」のようになっているともいえるでしょう。

 

このときに、自分で「物事」を選択するということが失われています。

 

「主体性」がなくなっているといってもよいでしょう。

 

本来、主体的に「やりたいこと」を選ぶことができていれば楽しいはずなのです

 

生活も充実して、「活き活き」とするはずです。

 

しかし、現状ではこのような基準で物事を選択できていない人がたくさんいます。

 

なぜなら、世の中にこれをやらせないようにする「バリア」が張られているからです。

 

「意図的なもの」なのか、「自然発生的なもの」なのかは分かりません。

 

ただ、これを取り払わないかぎり「充実」した生活は送れないのです。

 

そこで、典型的な2つのものをご紹介していきましょう。

 

「世間の基準」との比較

「世間の基準」とは「常識」とも言われています。

 

例えば、

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  • 「偏差値」の高い学校へいくのがいいこと
  • 「いい会社」に就職して定年まで働くのがいい人生
  • 「年上の人」を敬うことはいいこと

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など、いろいろあります。

 

これらは自分の主体性を失わせる価値観です。

 

なぜなら、学力を「偏差値」で測定するということは他人を意識させることになるからです。

 

「偏差値」というものは、普通の人から「どれだけ自分が離れているか」を測定するものです。

 

好きな勉強をすることが、いつの間にか他人との競争にすりかえられるのが「偏差値」なのです

 

そして、大学に入ることで満足してしまい勉強をやめてしまうのです。

 

挙げ句の果てには、「あれ何がしたいことだったんだっけ?」というようになるのです。

 

残り2つは詳しくは述べませんが、同じように「主体性」を失わせるものです。

 

さらに、自分を見失わせるものについて詳しく知りたい方は「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。

 

「他人」との比較

現代は「競争」をすることがいいことであるという前提のものに社会システムがつくられています。

 

さきほどの「偏差値システム」でもそうですが、人の意識を競争に結びつけようとするベクトルが働いています。

 

あらゆる物事で「ランキング」を設けています。

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  • 「年収」
  • 「学校の偏差値」
  • 「会社の知名度」

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などいろいろあります。

 

普段の「友達や知人」とのコミュニケーションにおいても、これらの基準に基づいて「自分」と「他人」を天秤にかけるようになるのです

 

あなたも「年収」がいくらなのか他人に「探りを入れられた」ことがあるのではないでしょうか。

 

そして、他人が少しでも自分より上回っていれば「自分も他人のようにあらねばならない」というふうに考えるようになるのです。

 

最終的に「主体性」をなくしていき基準を満たしていない自分を責めることにつながっていくのです。

 

 icon-thumbs-up Column

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私は「競争」に対して懐疑的です。

 

「競争」をすると「思いやり」がなくなるという研究結果もあるくらいです。

 

また、「成熟した日本社会」では競争をしてもメリットが少ないからです。

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自分を責めるのを克服するには?

では、自分を責めるのを止めるにはどのようにすればよいでしょうか?

 

実は、答えは簡単です。

 

「こうあらねばならない」というモチベーションで行っていることをすべてやめていくことです

 

もちろん、「イヤなこと」はやってはいけません。

 

イヤなことをするという行為は、自分を大切にできていない証拠でもあります。

 

自分を大切にできない人は、他人を大切にすることはできません。

 

イヤなことをしていると他人を大切にできなくなるのです。

 

もちろん、人間関係でうまくいくはずがありません。

 

「幸せ」には必ずと言っていいほど他人が介在するものですから、「幸せ」も感じられません

 

昨今では「アドラー心理学」が流行っていますが、いかにたくさんの人が「人間関係」で悩んでいるのかが分かります。

 

ちなみに、嫌われる人については「嫌われる人の特徴3つ!あなたの心理も診断してみて?」で詳しくつづっています。

 

その首根っこにあるのは「イヤなことをしている」ということなのです。

 

自分の中にある「こうあらねばならない」というものを吟味してください。

 

そして、ひとつずつでいいのでやめていってください。

 

いきなりすべてをやろうとしてもうまくいきませんので、「長いスパンで見て少しずつ」を心がけていってください。

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