反抗期の娘への対応はどのようにすればよいでしょうか?女子特有のものはあるのでしょうか?
娘に反抗期がくると、たいていの親にとっては「悩みの種」になると思います。
いままでの「素直なかわいい子」から、理由もなく「反抗的」になるからです。
例えば、
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- 「見下したような言動をする」
- 「無視するようになる」
- 「父親の存在がイヤになる」
- 「朝起きてこなくなる」
- 「自分の部屋へ閉じこもる」
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など、あげればキリがありません。
どのように接すればよいのか途方に暮れるかと思います。
限界をむかえて、親としての「自信」を喪失してしまうこともあることでしょう。
ただ、反抗期に親と子どもがどのように付き合うのかはとても大切なことです。
なぜなら、その後の「子どもの人生」や「親子関係」に大きく影響を与えるものだからです。
そこで、反抗期の娘との付き合い方についてご紹介していきましょう。
反抗期とは?
まず「反抗期」とはどのようなものなのかを理解する必要があります。
「反抗期」とは、「親の保護」から逃れて「自分の価値観」を持ちはじめるときなのです。
つまり、親から自立をしていく期間が「反抗期」なのです。
親と「物理的・精神的」に距離をとりはじめるということであります。
例えば、親と「買い物」や「旅行」に行くことを「恥ずかしい」と思うようになったりするのです。
自立したいのに「親に連れられてる自分」というのがイヤなのでしょう。
親との関係性は「ギクシャク」しているのに、学校ではうまくやっているということです。
子どもは反抗期をへて「しっかりとした自分」を形づくっていきます。
飛行機に例えてみましょう。
しっかりと助走するまでが「反抗期まで」です。
しっかりと助走してゆっくりと離陸していくときが「反抗期」です。
反抗期を終えた「自立した子」は、たくさんの選択肢から自分に合ったものを選んでいきます。
将来にむけて羽ばたいていくのです。
これが「ひとりだち」のプロセスなのです。
Column
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反抗期の子どもたちが「朝起きてこない」と悩んでいる方もいるでしょう。
しかし、これは当たり前のことです。
反抗期は「ホルモンの分泌」が特別な時期だからです。
朝起きて、メラトニンが消えるのに「2時間」かかるのです。
メラトニンは、「眠りに誘うホルモン」です。
ティーンは、朝「2時間」くらいはウトウトしてしまうのです。
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反抗期の娘への対応
GOODな対応
これまでは、反抗期の「全体像」を見てきました。
これを踏まえて、反抗期の娘との「付き合い方」はどのようなものになるでしょうか?
それは、「自立するプロセスのあなたも大切な存在だよ」というスタンスで付き合うことです。
根本的なところで「ひとつの人格として尊重しよう」ということです。
「自分のことなんだからあなたに任せた」といって見守ってあげればよいのではないでしょうか。
「反抗期の小学生・中学生の男子の特徴と対応」ではこのことを詳しく説明しています。
もちろん、このプロセスで「言い争い」があることでしょう。
「反抗期」は、理由もなく「イライラ」するものだからです。
親としては、いままで愛情を注いできた子にこのような態度をとられる「いわれ」はどこにもありません。
これこそまさに「理不尽」です。
付き合いにくくなったと感じることがあるかもしれません。
ただ、これまで述べたきた通り子どもの「発達過程」を考がえると「自然なこと」でもあるのです。
気をつけたいのは「表面的なところ」にとらわれないということです。
親が子どもと同じレベルになってケンカした挙げ句に、
親の気持ちを子どもは「どうして分かってくれないのだろう?」とは考えてはいけません。
親が子どもの気持ちを考えてあげる方が「まず先にある」からです。
「年齢」と「経験」を重ねた親の態度とはこういうものではないでしょうか。
BADな対応
一番やってはいけないことは「反抗期」に叩きのめすようなことはしてはいけません。
例えば、
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- 「暴力で黙らせる」
- 「怒鳴りつける」
- 「頭ごなしに否定する」
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などがです。
反抗期である子どもに「罪悪感」を植え込むようなことは絶対にやめましょう。
これをやってしまうといつまでたっても「自立」することができなくなります。
子どもの「自尊心」をおおきく損ねることになります。
「非行」にはしることもあることでしょう。
詳しくは「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。
「自尊心」がなくなってしまえば、自分のやりたいことが分からなくなるからです。
いつまでたっても自分を「確立」することができずに悩むことになるのではないでしょうか。
実は、このように悩んでいる人は意外と多いものです。
だからこそ、「反抗期」の子たちとの付き合い方には気を配り、一歩引いた「冷静」な視点をもって付き合う必要があるのです。