「生きる意味」と「人生の目的」はどのようなものでしょうか?
近年、自分のやりたいことが分からないという悩みをかかえている方が増えています。
あなたも、
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- 「自分が分からない」
- 「何をしたらいいの?」
- 「充実感が得られない」
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などのことを感じたことはあるのではないでしょうか。
まず「目的」がぼやけているのであれば、ものごとに着手することができません。
また、本来であれば得られる「充実感」や「達成感」は得られないことでしょう。
つまり、「息をして生きているけれど活きていない」ということです。
ただただ、時間ばかりが過ぎて何をしているのだろうと虚しくなるのも当然かもしれません。
しかし、1度立ち止まってしっかりと自分と向き合うことはとても大切です。
しっかりと自分と向き合えば、再スタートさせることができ、また輝きを取り戻すことができるからです。
これからが、これまでを決めるのです。
あなたがなぜ「生きる意味」「人生の目的」を見出せないのか、そしてそれをどのように克服していけばよいのかご紹介していきましょう。
生きる意味や人生の目的が希薄なワケ
実は、現代人が「幸せ」をなかなか得られない大きな理由ははっきりとしています。
それは、豊かになりすぎたからです。
「成熟社会」といわれて久しいですが、モノがなくて困るなんてことは珍しいことなのではないでしょうか。
どれだけワーキングプアなどと言っても、1日3食しっかりと食べているのではないでしょうか。
食べるのに必死だった上の世代と違って、私たちの世代はモノがあって当たり前な環境です。
少し昔にさかのぼれば、「栄養失調」になっている人は珍しくなかったはずです。
モノがなくて、困っていた人たちからすると「モノが潤沢にある」のはとても幸せなことだったでしょう。
食べられるだけで幸せを感じる途上国は「幸せ度ランキング」で上位にランクインしています。
「生きる意味」や「人生の目的」は、たくさんモノを手に入れて豊かになることではっきりとしているからです。
しかし、私たちは「食べるために働く」という感覚がどうも湧きません。
なぜなら、ホームレスですら食べていくことはできているからです。
餓死をしてしまったホームレスなどは見たことがないはずです。
また、コンビニの「廃棄の食料」は掃いて捨てるほどあるのが現実です。
ほとんどの欲求を満たすことができるのが、日本の社会なのです。
このように恵まれた環境だからこそ、「幸せ感」を得られにくいのです。
その結果として、「生きる意味」や「人生の目的」などが希薄になっているのです。
そして、拍車をかけるように「常識」がさらに私たちの視界を曇らせているのが現状です。
では、どのような「常識」が視界を曇らせているのかご紹介していきましょう。
「自分を見失うカラクリと、自分を取り戻す3つの方法」では、常識について深くほりさげていますのでご参考にしてみてください。
視界を曇らせる常識3つ!
本来、やりたいことをやっていれば充実した日々をおくれているはずです。
やりたいことだけにアンテナをたてている人はめちゃめちゃ充実していると思います。
にもかかわらず、やりたいことが分からない人が多いのではないでしょうか。
これは他の基準を受け入れたことによります。
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- 「親」
- 「学校」
- 「テレビ」
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などのことです。
あなたの身の回りに当然のようにあるものばかりだと思います。
親の期待に答えようとするあまり、自分をないがしろにした結果として自分のしたいことが分からなくなっていくのです。
「親の欲求 = 子供の欲求」だと勘違いするということです。
これからも、親の頃の価値観で生きていこうとするならどこかで違和感を感じるでしょう。
親が言っているほどの価値が本当にあるのか疑わしいからです。
「親が生きている社会」と「私たちの目の前に広がっている社会」では大きく姿形が異なるのです。
学校においても基本的に同じことです。
「こうあるべき」というものがあらかじめ決められており、それをこなすというものです。
テレビは、価値のある情報というより「モノを売るための道具」のように感じます。
家の中に、なぜ買ったのか分からないような「シロモノ」が転がっているのではないでしょうか。
自分をないがしろにして「自尊心を下げさせる要因」がたくさんあるということです。
自尊心を高めるには「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。
これからが、これまでを決める
ここまでは、これまでのことを述べてきました。
親や学校などは「これまでのこと」です。
ただ、一番大切なのは「これからのこと」です。
これからのことを自分でしっかりと定義するということです。
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- 「自分は何をしたらハッピーかな?」
- 「誰を喜ばせたいのか?」
- 「自分が没頭できることって?」
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などのことを常に考えるということです。
そして、絶対にあきらめないということです。
あきらめない限り、変わることができるのです。
「これからが、これまでを決める」という美しい言葉があります。
いままで、誰かの敷いたレールの上を走っていたとしても途中で「自分の行き先」にチェンジすればすべてが変わるということです。
これは、今どんな状況だろうが行き先さえ自分で決めればすべてよしになるということです。
「生きる意味」や「人生の目的」を自分で見出すということです。
あのときがあったからこそ今の自分があるんだ、と思えるようになるということです。
そして「壁は乗り越えられる人の前にしか現れない」のです。
乗り越えられないと思った瞬間に、人間は見ないふりをして放置したままにするからです。
ここまで読んでいただいたあなたは、しっかりとこの問題に向き合って解決策を見つけようとしています。
あなたの中に眠っている「宝石」を見つけることの役に立ったならうれしい限りです。
Column
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私は交通事故にあって、はねられて死にかけたことがあります。
いつ自分の人生が終わるのか分からないということに気づかされました。
それまでも、頭の中ではそういう風に言い聞かせてきました。
ただ、やはりこのような経験をするとリアルが変わりました。
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