思春期の娘への対応はどのようにすればよいでしょうか?女子は大変なのでしょうか?
思春期をむかえた娘がこれまでと「一線を画した」存在になったと思われている人は多いはずです。
例えば、
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- 「キモい」
- 「臭い」
- 「うざい」
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などと、言われるようになると思います。
特に、父親はまるで「汚らしい獣」を見るかような冷たい視線をそそがれます。
これまでは「パパ、一緒にお風呂入ろう」など可愛かった我が子がどうしたんだろうと不安になることでしょう。
ときには、「言い争い」などのケンカをしてしまうこともあるでしょう。
ただ、覚えておいて欲しいのは「思春期」において親がどのように子どもに接することはとても大切なことだということです。
なぜなら、しっかりとした大人への階段をのぼりきらずに年齢だけ大人になる可能性もあるからです。
これは、子どもの今後の人生に大きく影響を与えます。
もちろん、「親子関係」にも影響を与えることは言うまでもありません。
そこで、今回は「思春期の娘」との付き合い方をご紹介していきましょう。
発達段階の全体像をしっかりととらえることで「思春期」というもののピースがはっきりと分かるようになることでしょう。
思春期の女子の特徴
思春期とは、大人へ成長するための「脱皮期間」ということがいえます。
親の支配から逃れて、「自立した」個人としての価値観をもち始めます。
「親」との距離がひろがり、「友達」などとの距離が縮まるということがいえます。
このときに、「心身」ともに大きな変化をむかえることになります。
例えば、
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- 「外見をよく気にする」
- 「ダイエットにはまる」
- 「無視をする」
- 「胸がふくらむ」
- 「部屋に閉じこもる」
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など、これまでとはいろいろなところで変化が生じてきます。
このような変化が起きはじめたときに女子本人も「戸惑い」を感じていることでしょう。
つまり、「ナーバス」になるのです。
理由もなく「イライラ」しているため、思春期の女子とは「対話」が成り立ちづらいです。
周りの人に「おしゃれな子」だと思われたいと願い、親にかまっていられなくなるのです。
親が知らないような「持ち物」も増えていたりすることでしょう。
また「食べ物」に対しても気を配るようになります。
「美」を意識したとり組みのひとつです。
これらは、自分の価値観を持つためのいわば「助走期間」です。
さまざまなものを試したくなるときなので、お勉強どころではないかもしれません。笑
このときに親がするべきことは「思春期」をむかえた娘の気持ちをしっかりと理解することです。
そして、「肯定」してあげることです。
次は、具体的な思春期の娘との付き合い方についてご紹介していきましょう。
Column
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思春期は「言い争い」が増えることでしょう。
ただ、気をつけたいのは理由もなく「イライラ」しているということです。
このようなときは「対話不能」なときです。
しかし、時間をおけば「対話可能」になります。
オススメは「翌日」です。
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思春期の娘との付き合い方
良い付き合い方
思春期と向かえたということは、「新しい関係性」を考えるためのしるしです。
新しい関係性はどのようなことになるでしょうか?
それは「大人になったあなたも大切なのよ」という付き合い方をするということです。
「ひとつの人格」として尊重してあげようということです。
「自尊心」を認めてあげるということです。
詳しくは「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。
これまでの「家庭のルール」をより緩和してあげて、娘自身におおよそのことを任せるということです。
このような対応をすれば、「変化している自分」も大切に思われているんだと認識することでしょう。
このように思わせることができれば今後の「親子関係」もきっといいものになっていくことでしょう。
もちろん、「やってはいけないということ」には明確にラインをひいておき厳しく取り締まりましょう。
例えば、「タバコや酒」などです。
悪い付き合い方
反体に、やってはいけない付き合い方は「変化を認めない」という付き合い方です。
例えば、女子なら必ずといっていいほど「見た目」を気にしはじめます。
前述したとおりです。
このときにデリカシーのない発言などをしようものなら、娘の「逆鱗」にふれることになるでしょう。
例えば、
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- 「髪型や服装」
- 「体毛」
- 「ニキビ」
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などの外見にかかわることを弄られるなどです。
このようなことを軽い気持ちで発言してしまうと、女子は「変化すること」自体がよくないことなのではないかと勘違いしてしまう可能性すらあります。
このことは「反抗期のない人は危険!将来への影響は?犯罪者に!?」で詳しく紹介しています。
他にも「無理やり」言うことを聞かせたりしてしまうと、娘は萎縮してしまうことでしょう。
「抑圧的な態度」をこのときにしてしまうと、大人になったときに親を嫌うようになることでしょう。
もちろん、関係の回復は難しいことになるでしょう。
だからこそ1度、親子の「新しい関係性」というものを考えるべきではないでしょうか。