バレンタインにチョコをあげないという選択肢はアリなのでしょうか?女性からすると、バレンタインが近づいてくるとまず「あげるのか、あげないのか」で迷うと思います。
イベントやプレゼントに「疎い」男子は意外と多いですし、ホワイトデーで「お返し」くれるのかな?と頭をよぎるのではないでしょうか。
せっかくバレンタインに渡したのに、なんのリスポンスがないのは女性からすると寂しいものです。
ひょっとして迷惑だったのかな?と「謎の罪悪感」に襲われるかもしれません。笑
このようなことを少しでも思っているのあれば、実は「バレンタインにチョコをあげない」という選択肢もあります。
普段の生活で仲がよいほど、この選択肢は効果が高まります。笑
なぜ「チョコをあげない」ということがいいのかを理解するために、まず「一貫性の原理」というものをご紹介していきましょう。
「一貫性の原理」の心理作用がわかれば、バレンタインはもちろんのこと、恋愛全般においても有利にすすめることができます。
「一貫性の原理」とは?
「一貫性の原理」とは、人間は行動、態度、言動などにたいして一貫した心理作用が働くというものです。
例えば、マーケティングにおいて「試食」というものはこの心理作用を利用しています。
つまり、「試食」をした人は、その「商品」を買っていく可能性が高くなるということを表しています。
私たち買う側からすると、「無料」で「試食」をもらえたし「美味しかった」し、せっかくだから「買っていこう」という風になるわけです。
つまり、もらったものにたいしては「お返し」をしたくなるのが人間の心理なのです。
また、「フット・イン・ザ・ドア・テクニック」という効果的な方法もあります。
これは、販売訪問においてまず初めに「お話だけでも」といってドアの内側へ足をふみ込み、話を聴いてもらうことです。
もちろん、話をきいてもらった後には「販売」をして成功にもっていくわけです。
買う側は、話をきいているうちに、「この人はいい人に違いない」という心理になります。
そして、「買う」という選択肢をして一貫した心理を保とうとするのです。
このように人間には必ず「一貫した」ものとしたい心理が働くというわけです。
両者に共通するのは、「小さな要求」として「試食」や「お話だけでも」という要求を受け入れてもらいます。
また、どちらとも「無料」です。こちら側としては「無料ならいいか」ということで受け入れます。
そして、その「小さな要求」を受け入れると、「次の大きな要求(販売)」も断りづらくなるということなのです。
これが「一貫性の原理」です。
他にもバレンタインに使える心理的作用を知りたい方は「バレンタインにドキドキさせる、秘密の方法」を参考にしてみてください。
バレンタインで「あげない」ことが効く
では、この「一貫性の原理」がなぜバレンタインに関係してくるのでしょうか?
私は、冒頭で「仲がよいほど効果がある」ということを前述しました。
すでに仲がいい状態ができあがっているということは、彼の頭の中では多少なりともバレンタインに対して「期待」があるはずです。
そして、バレンタインではあえてあげないことで「期待」を裏切るわけです。
わざと、ひとつだけ「ピース」を抜かしておくわけです。笑
ひとつだけ「ピース」を抜かれた状態は、彼の心理では矛盾が生じて気持ちわるくて仕方がありません。
[list style = “star”]
- いつも仲良くしている
- だけど、バレンタインはくれなかった
[/list]
人は、心理的に矛盾が生じると必ずその矛盾を解消するための行動をとります。
「もともとそういう関係ではなかった」「あれ?期待しているということは、オレはこの人が好きだったんだ」のどちらかで矛盾を解消しようとします。
抜かれた「ピース」を埋めようとする心理が働くわけです。
たいていは後者に転びます。
「一貫性の原理」が働くからです。
普段の生活において仲良くしているということはすでに相手を受け入れているということです。
すでに「小さな要求」は受け入れられているということです。
そして、「大きな要求」とは「私は身をひそめたから、しっかりと探してね」ということになります。
「家の中でなくなったキーケースを見つけるために、あちこち部屋の中を探しまわる」ように、彼はあなたをより強く意識しはじめるのです。
恋愛で「かけ引きが上手な人」というのは、このようなことをあらゆるシチュエーションで行っています。要は、「じらす」わけです。笑
いくつかもらうチョコのうちの1つになるのか、「部屋の中でキーケースを探しまわる」のかでは男性に与えるインパクトは全く違います。
「あえて、あげない」という選択肢を選んでみてはいかがですか?
心理的テクニックを使ったチョコの渡し方などのバレンタイン全般に関することを知りたい方は「おすすめのバレンタインデー・まとめ」を参考にしてみてください。
最後に
今回は、「あえて、あげない」ということを紹介してきました。
反対に、「私はサバサバしていて、当然チョコとかあげないよ?」という風に思わせておき、当日「義理じゃないから」といってチョコを渡すのも効果的です。笑
いずれにせよ、ギャップが生じることが大切なのです。