言いたいことが言えない心理とはどのようなものなのでしょうか?
言いたいことが言えないというのは、私たちに「ストレス」を蓄積させます。
言いたいことが言えないなら、
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- 「辛い」
- 「どうしてだろ?」
- 「押し殺しすぎてる」
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などのように感じるのではないでしょうか。
何かが溜まり込んで自分を苦しめているときは、後ろにはたいてい「言いたいことが言えない」ということがあります。
仕事や恋愛など、さまざまなシチュエーションで起こりうります。
このような状況が続くのはよくなく、どこかで発散する必用があります。
そこで今回は、なぜ言いたいことが言えないのかご紹介していきたいと思います。
また、実は私も「言いたいことが言えないタイプ」なので、それについてもご紹介したいと思います。
言いたいことが言えない心理2つ
言いたいことが言えない心理は大きくわけて2つに分類することができます。
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- 「KYになるのがイヤ」
- 「自分が押さえつけられてる」
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それぞれ詳しく説明していくことにしましょう。
KYになるのがイヤ
みんなと同じことをすることによって「安心感」を得られます。
この輪の中に入っているということは、生きていく上でとても大切なことだと考えられています。
「村八分」や「出る杭は打たれる」などの言葉が教えてくれるのはこのようなことなのです。
だから、私たちは何気なくこの「輪の中」にしっかりと収まろうとするわけです。
「強力なベクトル」が働いているため、身体が勝手に動くような感じでしょうか。
だから、「画一的な意見」に収束していくことになり、自分の言いたいことが言えないということになります。
言ったとしても「KYという烙印」を押されてしまうのを怖がるという心理が芽生えるわけです。
自分が押さえつけられてる
自分が押さえつけられているというのは、自分の意見を感じられなくなってしまっているということです。
これは、「抑圧的な環境」で育ったということが原因です。
そのまんまの自分でいることが「抑圧的な環境」によってつぶされてしまっているのです。
だから、「仮の仮面」をつけざるをえくなってしまいます。ある種の「防衛本能」としての仮面です。
本人はこれは本当の自分ではないということを感じているため、自分のことが言えなくなるのです。
もっと詳しく言うと、「自分のこと」というものが怪しいのです。別の何かなのです。
このことは「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」で詳しくご紹介しています。
「言いたいこと」が何なのかが分からなくなってしまうのです。
言いたいことを言うにはどうすれば?
言いたいことを言うには、自分が何げなく思っている「ボヤボヤ」としたものを「クリア」にする必要があります。
私は子供のころは、言いたいことを言う子でしたし自己表現をする子でした。むしろ好きでした。
親には「将来は〇〇ちゃんと結婚する」とか大はしゃぎで言っていたようなのです。笑
周りの人がめちゃくちゃ好きで、「一緒に過ごす時間」がとても楽しくて仕方なかったときです。
そして、このようなことを言うのに「一点の曇り」もありませんでした。全力だったということです。
世界は、さまざまな色が潤って光っているような「豊潤なもの」でした。
しかし、いつしか自分のことを表現することができなくなりました。自分の言いたいことも言えなくなっていきました。
いくつもの曇りが目の前にできてしまったということです。
もちろん、「処世」として何気なく教えられたのだろうと思いますがとても辛いものです。
今も思い出しても涙が出そうになります。どうして表現できないのだろうか、どこに行ってしまったのだろうか、と。
我慢をして言いたいことが言えなかったりしていると、自己表現をすることができなくなっていきました。
だからこそ、今は文字を使って自分を表現しようとする「モチベーション」があるのだと思います。
文字を書いているときは、「誰かのご機嫌」を気にする必用はないですし、「読むべき空気」もありません。
文字に書きおこして改めて文章を読むと「オレってやっぱりこういうヤツなんだ」という発見もあります。
普段は何気なく感じてはいるのですが、ハッキリとは気づいていないようなことです。ボヤボヤしていることがクリアになる感覚です。
私にとって文字を書いて「言語化」をしていくということは自分をとり返すことなのです。
自分をとり返す詳しいやり方は「自分を見失う心理的要因と、自分を取り戻す3つの方法」で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
そして、自分を取り返したいと思っている読者さんの助けになればと思っています。
ちなみに、私の知っている人で、子供に「ノート」を書かせる人がいました。それを聞いて、私は「なるほど」と思いました。
彼いわく、普段のコミュニケーションでは「くみ取れないところ」をくみ取るためらしいのです。
あなたもノートやブログを書いてみてはいかがでしょうか?
あなたが何気なく足をつっこんでいるところが分かり、そこから抜け出す方法も分かるようになるはずですよ。