あなたは誰かに認められたすぎるということはないでしょうか?または、周りの人にそういった人はいないでしょうか?
誰しもほかの人に承認されて、評価されていると感じられたときは嬉しいものです。
ただ、承認欲求がつよすぎると、
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- 「アピールしすぎてしまう」
- 「どこまでいけば満足するのか」
- 「どうすれば認められるのか」
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などのように感じてしまうのではないでしょうか。
また、承認欲求が強すぎる人がまわりにいても困ることになるでしょう。
なんでもないところで「認めてよ感」がぷんぷんと漂ってくるからです。また、媚びてる感じがイライラさせるのかもしれません。
ときには、どこの誰に認められたいの?だれと張り合ってるのよ?と感じることもあると思います。
中身もなにもないのに外面だけ繕ってごじゃごじゃ言うんじゃぁないよ、と思うのではないでしょうか。
実は、今このような人が増えているのです。モンスターペアレントのようなものから、エリート層にいたるまであちこちで見られます。
また、どんどんと「AO入試」が導入されています。これは「いかに媚びるのか」が重要であるというメッセージだと解釈することもできます。
あなたの周りにも承認欲求が強い人がさらにうようよと、うごめき始めようとしていることを意味しています。すでにうごめていているかもしれませんが。
いずれにせよ、承認欲求が強すぎるということが身のまわりにあるのであれば生きづらくなっていくことでしょう。
そこで、今回は承認欲求が強いことについて詳しくご紹介していきたいと思います。
承認欲求が強すぎる原因
なぜ、私たちは認められたいと強く願うようになるのでしょうか?どのようなことが起因しているのでしょうか。
実は、おそらくはっきりとしていて幼い頃に「そのままの自分」を認めてもらえず否定されたからだと思います。
たとえば、行きたくもないのに「ピアノ教室」に行かされたとか、「塾」に行かされたとかです。この手の話は挙げればキリがないくらいあると思います。
要は、やりたくもないことを強要されたということです。
親や教師は善かれという「善意」でこのようなことをしているのですが、世の中は「善意」が必ずしも善い結果になるとは限らないということです。
そのままの自分でいられることを禁じられると「防衛本能」として、それをカバーしようとします。つまり、どこかで「承認欲求」を大きくさせざるをえないということにつながってきます。
どうやったら認められるんだ?と、ありとあらゆる努力をするようになるはずです。つまり、相手の欲求を「自分の欲求」と勘違いし始めるということです。
子どもにとって親や教師の言うことは「絶対」だからです。大人になればそんなことがあっても「イヤなんだけど?」で終わりなのですが、子どもの場合はそういうわけにはいかないのです。
このようになってくると自分で自分のことを選ぶということができなくなってしまいます。主体性を失うといってもいいかもしれません。
いつも何かを頑張っていないと認めてもらえないんじゃないかと、「相手の欲求」にも積極的にこたえていこうとするのだと思います。自分を大きくみせようとする「虚栄心」も大きくなるのではないでしょうか。
つまり、なにか「外のもの」にふりまわされ続けるということです。なぜなら、いつも外のものが「基準」となっていくからです。
自分をおろそかにしたままでは相手と「信頼関係」をつくることはできなくなってしまいます。相手を大切にできなくなるということです。人を信用できなくなることもあるでしょう。
承認欲求が強くて問題になるときは、たいてい相手のことを考えずに自分のことだけを強く主張するときです。
傷つくのが怖くて、自分が傷つきそうなことがあるときはまずは相手を傷つけてねじ伏せてしまいます。
モンスターペアレントの人たちなどは、おそらく自分の主張をとおして相手をねじふせたことに「快感」を得ているのだと思います。
強い承認欲求は「恋愛」や「SNS」にどう表れる?
ではこのように生じた強い承認欲求は、
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- 「恋愛」
- 「SNS」
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などにどのように表れるのでしょうか?それぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。
[box style = “tip”]恋愛[/box]
通常、だれかから好きになられたりすると嬉しいものです。しかし、承認欲求が強い人は嬉しいよりまずは「不安」が先にきます。
なぜなら、その期待に答えられるのかに自信がもてないからです。つまるところ、本当は自信がないということです。
もし、本当のことを知られたら嫌われたりしないか?とビビって1歩を踏み出すことができなくなってしまうのです。深い関係までいくことができないのです。
傷つく前に相手をねじ伏せる「モンスターペアレント」とは逆のことが起きています。つまり、傷つく前に近づきすぎないということが起きています。
ただ、本質的には同じことです。いずれにしても「極端な距離感」でつき合っているということです。
実は、このようなメカニズムは「恋愛」だけでなく「プライベートな関係」すべてにおいて当てはまります。
[box style = “tip”]SNS[/box]
SNSのサービスが爆発的に流行した背景には「承認欲求」の強い人たちがひしめきあっていたからというのもひとつの理由だと思います。
また、SNS自体が「承認欲求」を強くしているという側面もあります。「いいね」がたくさんつけば自分は認められているという感覚を味わうことができるからです。
なかには、本当ではない「作り話」のようなものを話題づくりのために投稿する人まで出てきているようです。ときには「極端な投稿」が社会問題となり、訴えられることもあるような時代です。
承認欲求が「新たな承認欲求」をうみだすようなところになりつつあります。自分には足りていないと感じてしまうならそう言うことができるからです。
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