回避依存症の原因と克服はどのようなものなのでしょうか?
近年、若い世代は「草食系男子」などといわれるように恋愛に対して「消極的な人たち」が急増しています。
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- 「人と親密になれない」
- 「ある程度の距離感が必要」
- 「1人でいるのが好き」
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などに心当たりはありませんか?
もしかすると「回避依存症」の恐れがあります。
もし回避依存症であるなら、原因と克服する方法を知っておく必要があります。
そこで、今回は回避依存症について詳しくご紹介していきたいと思います。
あなたの周りにいる「回避依存症の人」への対応についてもぐっと理解が深まることになるでしょう。
回避依存症とは?
そもそも回避依存症とはどのようなことを言うのでしょうか?
回避依存症とは「心の深いところで相手と結びつくこと」を回避している人のことをいいます。
人間関係には、「表面的な付き合い」と「深層的な付き合い」があります。
表面的な付き合いには「友人」「同僚」「先輩・後輩」などが含まれることでしょう。
深層的な付き合いには「親友」「恋人」「家族」などが含まれることでしょう。
「回避依存症」の人は
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- 「心の中を開示するのが怖い」
- 「相手と近づくのが怖い」
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というブロックが心の中にあります。
そのため、本心では相手に近づきたいと思っていても「条件反射的」に回避してしまうのです。
人との結びつきによって得られる「幸せ」に恐怖を感じているのです。
それでは、回避依存症の「4つのタイプ」について見ていきましょう。
独裁者タイプ
独裁者タイプ
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完全に自分が相手の上に立っていると思っているタイプです。
もし、相手が自分に注意してきたり気にいらないようなことを言ようものなら怒らずにはいられないのです。
相手を自分のコントロール下に置いておくことができることこそが安心なのです。
相手の自尊心をさげたり監視をすることで主導権をいつも握っていたいのです。
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搾取者タイプ
搾取者タイプ
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自分が「主」で、相手が「従」という構造は独裁者タイプと同じです。
ただ、直接的に要求する独裁者タイプとは異なり「間接的」に相手に要求します。
自分の要求を、関係における「愛」や「誠意」を説くことで相手を説得させます。
「召使」のように扱われるために、与えるばかりで何も得ることはできないのです。
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ナルシストタイプ
ナルシストタイプ
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相手を「自分の世界観」に引きづり込むタイプです。
自分の世界観に相手がいるときはまったくの普通な人です。
ただ、相手が少しでも異なることをしようものなら手のひらを返したように怒ってしまいます。
自分が「特別扱い」されるのは当たり前であり、このような環境を乱されるのを嫌います。
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脱走者タイプ
脱走者タイプ
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自分の殻に閉じこもってしまうタイプです。
殻の中には人を招き入れてたくないのです。
相手に「今日なにしてたの?」などと言われるのが嫌いです。
相手に管理されていると感じるためです。
「予定」や「約束」を入れるのも言わずもがなです。
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回避依存症の原因は?
回避依存症の原因は、「育った環境」に求めることができます。
具体的には「人を信用できなくなった経験」があるということです。
抑圧的な環境で「人格を否定されるようなこと」があるということなのです。
例えば、
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- 「虐待」
- 「歪んだ溺愛」
- 「過度な干渉」
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などあげればキリがありません。
自分が相手から認められていないなら、それ以降、相手を認めることはできなくなっていきます。
相手が自分を認めてくれないという経験は「トラウマ」のようなものとして記憶に残っているはずです。
相手と自分が親密になることへの「恐怖心」はこのときに埋め込まれます。
相手にそっぽを向かれるという「恐怖心」がすでにできあがっているのです。
つまりは、極端に「自尊心」が低くなってしまします。
自分には価値がないと思っているなら、価値のないものを相手に見せて嫌われる可能性も考えられます。
意識的にせよ、無意識的にせよこのような「思考回路」が働いているのです。
自尊心が低いことについて詳しく知りたい方は「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。
しかも、人間関係の中ではすでに「心をあまり開示できない人」という他人からの評価ができあがっています。
1度このような環境にはまり込んでしまえば、このイメージはどんどんと強くなっていきます。
他人から「〇〇キャラ」として通っているものを覆すのは容易ではないのです。
回避依存症の克服は?
回避依存症の人には「強い思い込み」があるはずです。
例えば、
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- 「〜すべき」
- 「〜しなければならない」
- 「こうあらねばならない」
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などのような考えです。
まるで「強迫観念」に駆られたように囚われていることもあるでしょう。
これらが白黒思考、つまり「オール・オア・ナッシング思考」につながっていってしまいます。
まずは、これらを自覚するところから始まります。
そして、この中で「イヤなこと」をすべてやめることにしましょう。
「やりたいこと」と「イヤなこと」なら、確実にイヤなことの方が分かりやすいのです。
なぜなら、身体から「拒否反応」が出ていることが分かるからです。
いきなりすべての「イヤなこと」をやめるのは難しいでしょう。
だから、ひとつずつ「イヤなこと」をやめていきましょう。
時間は多少かかるかもしれませんが、少しずつやっていくことがミソです。