季節の変わり目の体調不良は、自律神経が関わっているのでしょうか?
日本で生活をおくっている私たちは、1年に4回も季節がかわる場所に住んでいます。
そして、季節の変わり目は体調不良になってしまいがちです。
例えば、「ぐっすりと眠れない」「疲れがとれない」「食欲がおちる」「吐き気」「めまい」「胃腸の不良」「気分のアップダウンが激しい」などの症状が出るときがあります。
「五月病」という言葉があるように、季節の変わり目には身体に異常状態が表れる方がたくさんいらっしゃいます。
そこで、今回は季節の変わり目をどのように乗り越えればよいのかをご紹介していきましょう。
「季節の変わり目」による体調不良の原因、そして対処方法を知っておくだけで明日から元気に生活が送れるようになることでしょう。
体調不良の原因となるホメオスタシスとは!?
季節の変わり目に体調不良の原因はどのようなものでしょうか?
実は、原因ははっきりとしています。
季節の変わり目は、朝と夜で気温の差がおおきいのが特徴です。
つまり、外界の環境が大きくかわるのが季節の変わり目なのです。
ただ、私たちは外界の変化に対して身体を一定に保つようになっております。
例えば、通常より熱いときは身体から汗を出して体温を下げようとする働きです。
また、反対に通常より寒いときは身体をガタガタと震わせることによって体温を上げようとします。
さらに、風邪などで体温があがり発熱してしまうことが誰でも経験があることでしょう。
このとき身体に発熱をさせるのもホメオスタシスの働きです。
身体に入った病原菌に対して身体の免疫システムが活発に働くようになるのは38度前後のため、ホメオスタシスの働きによってそこまで発熱するのです。
このように、身体の働きを一定に保たせようとする働きをホメオスタシスといいます。
そして、季節の変わり目はこの外界の変化がおおきいため、ホメオスタシスの揺れ幅が通常よりも大きいのです。
ホメオスタシスの揺れ幅が大きいと多くのエネルギーを消費してしまいます。
そのため、疲れにより免疫機能が下がり、上記であげた「吐き気」「めまい」「胃腸の不良」などの自律神経系の体調不良になってしまいやすくなるのです。
季節の変わり目の対処方法
ホメオスタシスの機能が弱っているときに私たちは風邪などの体調不良になりやすいです。
つまり、身体が弱っているときは風邪をひきやすいのです。
では、1日の中で一番ホメオスタシスの働きが弱るときはいつなのでしょうか?
それは、夜です。
朝起きたときがホメオスタシスの働きが活発に働いており、夜になるにつれてだんだんとホメオスタシスの働きが弱ってくるのです。
だから私たちが身体の調子を崩しやすいときは、だいたいにおいて夜です。
さらに、さきほども述べたように季節の変わり目は、他の季節と比べてホメオスタシスの揺れ幅が大きく、エネルギーを消費しやすく疲れやすいのでした。
では、どのようにすれば疲れなどの体調不良を吹き飛ばすことができるでしょうか?
それは、深い睡眠をとることです。
成長ホルモンは細胞の修復を行ってくれ、身体の疲れをリセットしてくれる重要な働きがあります。
深い睡眠をしている間のみに私たちの身体からは成長ホルモンが分泌されます。
ですから、深い睡眠をとることができれば疲れを吹き飛ばし、スッキリとした朝が迎えられ楽しい1日が送れるのです。
深い睡眠をより詳しく知りたい方は、「熟睡できない、夢ばかり見る睡眠から脱却する方法」を参考にしてみてください^ ^
今日から深い睡眠をとれるようになり、翌朝からスッキリした朝を迎えられることでしょう。