人は人、自分は自分の心理!人と比べないための方法3つ!
人は人、自分は自分という心理はどのようなものなのでしょうか?
私たちは、「自分と他人の区別」をつけたがらないからこそ、このような言葉があるのです。
たとえば、
[list style = “star”]
- 「優劣感を感じる」
- 「他人のものが欲しい」
- 「妬ましく思う」
[/list]
などのように思ってしまうのではないでしょうか。実は、私もそうでした。
つまり、誰かと自分と比べてしまって生じる「感情」に支配されるということです。
本来であれば、背負わなくてもよいものを背負ってしまい「重荷」になってしまっているのです。下手すると「うつ」になってしまいます。
そして、上には上がいるというのは「世の常」なわけですから、キリがないわけです。
アドラー心理学でも「課題の分離」としてこのことが語られています。
アドラー心理学が売れまくっているのは「人間関係」に悩んでいる人が多いからに他なりません。
だからこそ、「人は人、自分は自分」と思えるようになるということはあなたの人生において「大きな実り」になることでしょう。
そこで、今回は「人は人、自分は自分」という思考法にいたるためのプロセスについて解説していきたいと思います。
人と比べないということ
アドラー心理学では「課題の分離」といって「自分の課題」と「他人の課題」の境界線をはっきりさせるというものがあります。
どこまでが「自分の問題」で、どこからが「他人の問題」なのかをはっきりさせるということです。
この境界線がはっきりとなっていないのであれば、「多くのもの」を背負うことになるでしょう。つまり、余計なものです。
たとえば、会社で自分の仕事は終わっているから帰っていると、後日に先輩から「帰るのが早すぎる!」と怒られたりすることです。
仕事自体は終わっているのにもかかわらず、先輩の「ご機嫌」をとるためだけに残るということです。
仕方ないかと受け入れることになり、「無益な時間」をすごすことになるのです。ストレスは溜まっていくばかりでしょう。
人に嫌われないようにしようという意識が働いて神経をすり減らすことになるのです。
このように、自分と他人がはっきりと分離されていないような状況というのは、そこらへんに転がっているものです。
私も、このような価値観をずっと受け入れていたことがあります。
自分と他人の違いというものを度外視して、他人の期待にこたえようとずっとしていました。
周りの人にいくら好かれようとしても、他人がジャッジをするわけですから「自分の問題」ではありません。
自分はどうありたいのかを明確にすることが「自分の問題」なのです。
「自分の問題」と「他人の問題」がいり混じっていたので、自分はどう思われているのか過度に気になるようになったのです。
そして、他人に勝つために競争をしていると、だんだん自分が分からなくなっていき「充実感」は薄れていきました。
私はこのような状況に陥ってはじめて、実は楽しむためには自分がどうありたいかを周りとは関係なく決めることなのではないか?と思ったのです。
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人は人、自分は自分になる3つのステップ
人は人、自分は自分という思考法になるための3ステップは以下のようになります。
[list style = “star”]
- 「比べてる対象を知る」
- 「何が必要なのか?」
- 「人の数だけやり方がある」
[/list]
それぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。
比べてる対象を知る
まず、自分が日常生活において、他人と比べている部分は何かをハッキリさせる必要があります。
例えば、
[list style = “check”]
- 「お金」
- 「地位」
- 「異性」
[/list]
など自分が持っていないのに、あの人は持っているなどのことになるのではないでしょうか。
いつの時代も、ただいたいこの3つに集約されていくのです。
そして、なぜそれが欲しいのかを考えてみてください。
これらの中には「きめ細かなランキング」がついていますから、ついつい気にさせるようになっているのです。
たとえば、お金持ちの年収は「8ケタ」からみたいなことです。でも、しっかりとした根拠はなく「ある種の演出」なのです。
比較の結果、自分が欲しいというものを知ってなぜそれが欲しいのかを考えてみるということです。
他人にどう思われているのか?、嫌われているのか?などを気にして頭の中で「堂々巡り」をすることもあるでしょう。
人に嫌われる人については「嫌われる人の特徴3つ!あなたの心理も診断してみて?」で詳しくつづっています。
つまり、「感じる力」を養うということでもあります。
「感じる力を取り戻すことで、97%幸せになる3つの方法」では感じる力をつけるためのやり方をご紹介していますので参考にしてみてください。
何が必要なのか?
次にやってほしいことは、人生において何が欲しいのかです。
上記の、「お金」「地位」などは他の人たちによって作られた世界です。
他の人が用意したもので満足できるはずがありません。もちろん、「自分らしさ」などは皆無といっていいと思います。
そこから離れ、自分は何をやりたいのかを考えるということです。
もし、これがハッキリをしているのであれば「人は人、自分は自分」という思考に近いでしょう。
反対に、まったくないのであれば、目の前のものばかりに囚われることになるでしょう。
なぜなら、自分のやりたいことに対して何が足りていて、何が足りていないのかハッキリさせることができるからです。
自分を見失っていると感じるなら「自分を見失う心理的要因と、自分を取り戻す3つの方法」を参考にしてみてください。
人の数だけやり方がある
最終的には、自分がやりたいことなどは「人それぞれ違う」という当たり前のことに気づくはずです。
まったくやりたいことが違うのにもかかわらず、自分と他人を比較するバカはいません。
例えば、「野球でプロになりたい人」と、「サッカーでプロになりたい人」がいたとき、お互いはまったく気にならないのではないでしょうか。
まず、「フィールドが違うし」みたいな。
だから、自分がやりたいことをハッキリとさせることができれば、「人は人自分は自分」ということが当たり前のようにできることになると思います。