怒らない人の心理はどのようなものでしょうか?
私たちは、生活をしていると「喜怒哀楽」という基本的な感情がわいてくるかと思います。
ただ、感情をあまり表に出さない人もいます。端からみると「怒りという感情」がないように見える人のことです。
また、怒るような場面なのに「怒らない人」もいます。
怒らない人が周りにいるなら、
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- 「何考えてるんだろう?」
- 「どうして怒らないの?」
- 「どこかで発散してるの?」
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などのことを思うのではないでしょうか。
端から見ると、とても「不思議な現象」なはずです。
怒らない人は自分の手のうちをあかさないため、理解するのが難しいと思うこともあるかもしれません。
そこで、ここでは怒らない人の心理についてご紹介していきたいと思います。
人間が怒るときは?
怒らない人の心理を見ていく前に、そもそも人間が怒るときってどのようなときでしょうか?
あなたは怒りがこみ上げてくるときはどのようなときでしょうか?
自分が怒るときは、どんなときに怒っているのか意外と分からないものです。
なぜなら、怒っているときは「理性」があまり働かないからです。
怒ることに「無我夢中」になってしまうのです。
具体的なことを冷静に分析してみると、
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- 「彼氏に浮気された」
- 「分かってくれない」
- 「助けてくれない」
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など、さまざまなときに怒りがこみ上げてくることが分かります。
つまり、「想定外のこと」が起きたときに人間の中に「怒り」が生まれるのです。
ふつうの場合、彼氏が浮気するとは想定していません。だからこそ、怒るのです。
また、分かってほしいときに相手にそっぽをむかれたりすれば「怒り」がこみ上げてくるでしょう。
自分の気持ちを顧みることをされずに「期待が裏切られてたとき」とも言ってよいでしょう。
反対に、だからこそ「相手の気持ち」を考えることができれば「相手との関係」はうまくいきます。
相手の「想定の範囲内」とはどのような領域なのかを考えるということです。
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- 「大切にしていることは何か?」
- 「どんな言葉をかければよいか?」
- 「何を欲しているのか?」
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などにいつも気を配るということです。
デリカシーのない人は、相手が気にしているようなことでも平気で口走っています。
その結果として、相手を怒らせることがあります。そして、嫌われていくのだと思います。
少なくとも、相手の心の中に「怒りの泡」を発生させるのです。
デリカシーのない人については「デリカシーがない人との100%正しい付き合い方」を参考にしてみてください。
人がふみ込まれることを嫌う領域について詳しく説明しています。
怒らない人の心理は?
人間は、「想定外のこと」に見まわれると怒りが生じることを見てきました。
「怒らない人」も決して例外ではありません。
怒らない人の中でも、しっかりと「怒り」が生じています。
ただ、怒りを表に出さないだけなのです。
だから、怒らない人は怒っていないわけではないのです。
怒らない人の中にも、怒りはぐつぐつと泡のように生じています。
ただ、世の中の風潮で「感情を押し殺してでも物事にあたるべき」であるという「暗黙の了解」のようなものがあります。
少なくとも、そうあるべきだと思っている人は多いことでしょう。
たとえば、ネットでは「怒らないこと」に肯定的な記事がおおいです。
「怒っても無駄」「怒っていいことってある?」などよく見かけると思います。
たくさんの人がこのような考え方を受け入れていれば、怒ることに躊躇してしまうことも無理ありません。
周りの人たちに「何怒ってるの?」と思われるのに恐怖を感じるためです。周りの人たちのことを過度に気にしてしまうわけです。
どう思っているのだろうか?、嫌われていないだろうか?などを気にするということです。
嫌われる人については「嫌われる人の特徴3つ!あなたの心理も診断してみて?」で詳しくつづっています。
そして、怒らないということが当たり前になっていくのです。
自分をうまく表現できなくなってしまうということです。
「抑圧的な環境」でいると、そのままの自分でいることができなくなっていくのです。
このことは「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」で詳しくご紹介しています。
怒りを我慢するということは、誰かがほくそえんでいる人がいるということです。
怒らせるようなことをしたのに、何もお咎めがないからです。
だた、生じたものを押し殺しつづけていると「爆発する可能性」がどんどんと高まっています。
これまでのことが「何倍にもなって返ってくる可能性」があるということです。
だから、怒らない人は「どこか怖い」と思われていることがあります。
怒らない人との付き合い方
怒らないからといって、ぞんざいに扱ったりしてはいけません。
ましてや「舐めたような態度」をとるべきではありません。
忘れたころに何倍にもなって返ってくる可能性があります。
実は、復讐をするためのプロセス入っている可能性もあります。
私は昔に、軽はずみな発言をしていたことがあります。
相手から思いも寄らない反撃があってからは、このスタンスを改めないといけないと気づかされました。
自分に落ち度があったわけですから。
ただ、今となっては仲直りもして「いい経験」だったと思います。
「自分に否がある場合」や「相手を怒らせるようなことをした場合」はしっかりとケアをしましょう。
反対に、あなたが「怒らない人」でイライラがつもっているなら「復讐のプロセス」をねっていくべきです。