嫌がらせをしてくる人の心理はどのようなものでしょうか?
私たちは、誰か相手と対立することがあります。
どっちにも「落ち度」があるときもありますし、どちらか一方に「落ち度」があるときがあります。
自分に落ち度がある場合は、自分をふり返り反省することになるでしょう。
ただ、自分は何もしていないのにもかかわらず「嫌がらせ」を受けるときがあります。
理不尽な嫌がらせを受けたなら、
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- 「なぜそんなことするの?」
- 「私あなたに何かしたっけ?」
- 「え、どうしたの?」
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などのことを思うのではないでしょうか。
イライラするとともに、「理解できない行動」のように思うのではないでしょうか。
嫌がらせを受ける人は「育ちのいい人」であるため、嫌がらせをする人の心理がいまひとつピンときません。
「育ちのいい人」というのは仕事もでき、友人もたくさんいるような「人格円満な人」です。
ここでは、嫌がらせをする人の心理についてご紹介していきましょう。
嫌がらせの心理は?
人間の嫌がらせの心理はどのようなものでしょうか?
実は、「持たざる者」が「持つ者」に嫌がらせをするのです。
人間も動物の1種でありますので、「縄張り」が存在します。
縄張り圏内では、自分の心地よさを感じることができます。
そして、縄張りをあらすような「よそ者」がいるのであれば排除して自分を納得させるのです。
相手を否定することによって、自分の中で「整合性」をとろうとするわけです。
例えば、年収が10倍も異なれば「同じ空間」でいることに対して居心地の悪さを感じます。どういうわけか自分が場違いなように感じてしまうのです。
反対に、年収が同じくらいだと居心地よく過ごせます。
まさに、類は友を呼ぶなのです。
少なくとも、このような心理が働くのです。
だから、嫌がらせをする人は
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- 「自信がない」
- 「虐待されたのか」
- 「他人に責任をおしつける」
- 「嘘をよくつく」
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などに当てはまることが多いのです。
嫌がらせをする人からすると完全に「縄張り」があらされたと感じるのです。
自分が人間として当然もっているべきであろうものを持っていないからです。
だから、嫌がらせを受けるということは実はあなたが多くを持っているという証拠でもあるのです。
成功者はよく叩かれていますが、そういうことなのです。叩かれてはじめて「成功者」とも言えます。
成功者は「普通の人」からするとかけ離れた存在です。
あなたを攻撃することによって自分を安心させているのです。
友を類にしてしまおうという心理が働くということです。
別に悪いことをしているわけでもなんでもないのに嫌われたり、嫌がらせをされることも普通にあるということです。
本人からすると「自分は何かしたのか?」と自分に問うと思いますが、何も出てこないと思います。
なぜなら、実際に何もしていないからですw
自分が何かを達成しようとするとき「祝福してくれる人」はほんのわずかで、「邪魔をする人」がはるかに多いというのが実情なのです。
たとえば、「幸せな結婚」をした人たちを良く思っていない人はうようよいると思います。実際に陰で悪口を言っていたり、嫌がらせをしたりするのです。
また、ヒエラルキーにおいてより上を目指してあがろうとするときや、しゃしゃり出ようとしたときは「憎悪」をいだかれ嫌がらせを受けることになります。
たとえば、媚びたり、キャピキャピしたりするときがまさにそうです。そこでそれやっちゃうのかよ?みたいな感じでです。
私が前に働いていたところで、周りから「姫扱いされるキレイな女性」がいたのですが、彼女は普段はブランドのバッグを持ち歩いていました。
ただ、新入社員になりたてのときだけは「質素なカバン」をあえて使っていました。
というのも、いきなり揃いすぎているとうまくやっていけないから彼女なりの処世術だったのだと思います。
あえて自分をショボく見せることによって周りを安心させるという処世術なのです。
職場でこじらせるとなると、やはりキツいですからかなり慎重だったのだと思います。
さらに詳しく嫌われる人について知りたいなら「嫌われる人の特徴3つ!あなたの心理も診断してみて?」で詳しくつづっています。
自分の強みを持っていない「自尊心の低い人」だということができます。
さらに詳しく、自尊心の低い人について知りたい方は「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。
持つ者へなるために「自分を高める」という自信がないとも言えます。また、相手とこき下ろすことで溜飲を下げているとも言えます。
嫌がらせへの対策は?
嫌がらせへの対策ってあるのでしょうか?
実は、次の2つで対策ができます。
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- 「閉ざされた空間」に入らない
- 入る場合は、第三者を必ずつける
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実は、このような嫌がらせをするのを実行する環境というのが「閉ざされた空間」なのです。
パブリックな場所ではなく、「自分たちだけの場所」で事が行われるということです。
第三者が入ってくることができない空間です。そして、今では「仮想空間」まで広がっています。
最近では、いろいろなところでの「嫌がらせ」や「いじめ」が目立っています。
例えば、LINEなどでのグループチャットでのいじめが話題です。
LINEのグループチャットは言うまでもなく「閉ざされた空間」です。学校は「LINEの禁止」を対策としてとっている所が急増中です。
また有名な例としては、「アナタハンの女王事件」というものがあります。
戦中から戦後にかけて孤島にたった1人の女性と男性32人が取り残されたとき、女をめぐり仲間内で「殺人事件」がありました。
このように人間は「閉ざされた空間」に放り込まれると「一線を超えてしまう」のです。
このような観点からすると、まずは「閉ざされた空間」には極力入らないことを心がけましょう。
そして、どうしても「閉ざされた空間」に入るのであれば第三者を必ずつけるようにしましょう。
このようにちょっとした工夫をするだけで、あなたの生活から簡単に「嫌がらせ」を取り除くことができるのです。
思い切って仕返しするなら「嫌がらせの仕返しと方法は?あなたは大丈夫?」を参考にしてみてください。
仕返しをうまくすることができ、ぎゃふんと言わせることができれば嫌がらせはピタッと止むことでしょう。
または、嫌がらせをしてくる人の人間関係を疎遠にするというやり方もありますよね。「逃げるが勝ち」方式です。
嫌がらせをしてくる人と日常生活で関わらなければ、そもそも問題は起きようがありませんから。
人間関係を整理するやり方は「人間関係を断捨離してリセットを3分でしよう!」で詳しくご紹介しています。
わたしは何かに困ったとき本からヒントをえることが多いです。それで助けられたことも多いです。
いじめのメカニズムを理解して、それを回避するというのもいいのではないでしょうか。
ミルグラム実験
ミルグラム実験
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人間が閉ざされた空間ではいかにヤバいことをするのかの実験があります。
通称「アイヒマン実験」とも言われています。
ナチスドイツのしたことは、「20世紀の最大の大惨事」だったわけですがこれを実際に実行したのはアイヒマンという平凡な男だったのです。
アイヒマンは妻の誕生日に花束をプレゼントをするようなどこにでもいそうな公務員だったのです。
決して「人格異常者」などではなかったのです。
普通の人でも「閉ざされた空間」に入るといかに一線を超えるのかが分かる実験です。
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