プレッシャー世代の心理とはどのようなものなのでしょうか?
私たちは、よく生まれた年によってその世代の特徴をあぶりだしてくるようなことをします。
例えば、
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- 「バブル世代」
- 「ロスジェネ世代」
- 「ゆとり世代」
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など、さまざまな分類の仕方があります。
このような分類の中に「プレッシャー世代」というものがあります。プレッシャー世代とは、1982〜1987生まれの人たちのことを指します。
2016年現在では、「29歳〜34歳」の働きざかりの人たちのことです。これからの日本の中心になっていくだろうという世代のことです。
今回は「プレッシャー世代」について詳しくご紹介していきたいと思います。また、私の知り合いのプレッシャー世代のエピソードもご紹介したいと思います。
プレッシャー世代の心理的特徴3つ
プレッシャー世代の心理的特徴は大きくわけて3つに分類することができます。
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- 「上下より横の関係」
- 「おおむね満足」
- 「現実的」
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それぞれ詳しくみていくことにしましょう。
上下より横の関係
プレッシャー世代が育って行くプロセスで大きな出来事がありました。
それは、インターネットの出現です。
これまでの上下関係を気にするということが、インターネットの出現によって「横の関係」を重視するようになりました。
たとえば、「ブログ」や「ソーシャルサービス」が横の関係を強化しているのだと思います。
また、バブルがはじけた時点から「会社」は人々の居場所ではなくなったのです。つまりは、共同体としての役割がなくなったのです。
また、これまでは「隠れていた才能」がインターネットによって表出するということが起こりはじめたのもこの世代からでしょう。
おおむね満足
バブルがはじけて、景気が悪くなってからの日本しか知りません。
バブルを経験した上の世代からはかわいそうみたいなことを言われますが、そうは感じまていません。
なぜなら、景気の数字はよくなかったのかもしれませんが、「物質的に豊か」になっていたのです。
豊かさの「絶対値」が底あげされているので、本当に豊かなのです。
物質的にはモノで溢れかえっていますし、Youtubeにつなげば面白い動画も流れてきます。
だからか、上の世代からは「低欲望」になっただの「向上心がない」などと言われることがあるのです。
現実的
先行きが見えないから、身のふり方がかなり現実的です。
将来になりたい職業が男子では「公務員」で、女子は「専業主婦」です。
先行きが見えないからこそ、「現実的な選択肢」として安定していると言われる職業につきたいと思うのでしょう。
ただ、プレッシャー世代にかぎらず、これ以降の子ども達は「安定志向」にあります。
私の知ってるプレッシャー世代F
私の知ってるプレッシャー世代のFがいます。
彼は「新しい発想」をするような人です。
私は小さいころからバスケのクラブに入っていたので、そこで「プレッシャー世代」の人たちを見てきました。
Fはアニメが大好きでオタク的な要素があり、また勉強もできる人でした。
さらに、「スポーツ」もできたためまさに文武両道な人でした。
ある日、練習試合があったときにFは試合に出ることになりました。
でも、調子が悪かったのかFは自分のプレーができずにミスを連発してしまいます。
Fは自分を不甲斐なさそうにしてイライラしていました。
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- 「なぜ自分のプレーができないのか?」
- 「なぜミスばかりしてしまうのか?」
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などと考えているのだろうなと思ったいたのです。
しかし、ベンチに帰ってきたFがどんなことに腹を立てていたのかというと、「自分の足」に対してだったのです。笑
「どうして動かないんだ?」みたいなことを自分の足に対してブツブツと言っていたのです。笑
「この足が!動け、このヤロー」みたいな。笑
普通は、自分全般に対してクソーみたいなのは分かりますが、「足単体」に怒っているのはTぐらいでしょう。
足が自分とは別に存在しているような感じを受けますね。笑
あまりに、うるさかったので監督にFはプレーだけでなく、この態度に対しても怒られることになりました。
自分ではなく、「足」に責任転嫁している姿が気に入らなかったのでしょう。
「足が悪いのではない、お前の準備不足だ」と当たり前のことを言われていました。笑
私は、このTが足に怒っている姿を見て「新しい発想」だなと思いました。笑
少なくとも、それまでの自分にはなかった「発想」です。
さまざまなことに興味をもち、多彩な人のように見えました。学生のころには留学などにも行っていました。
新しい発想をしたり、新しいところへチャレンジするところが彼らしかったです。
感受性が豊かな人の特徴は「感受性が豊かで強い人の、他人がうらやむ美しい心理的特徴」を参考にしてみてください。
でも、今どんな職業についているのかというと「公務員」です。チョー現実的なことにビックリしました!
私は何か新しいことにチャレンジするベンチャーのようなところで働くとてっきり思っていたからです。