お人好しの人の心理はどのようなものなのでしょうか?
お人好しな人はどこにでも「ある一定数」います。あなたの周りにいるかもしれませんし、あなたがそうかもしれません。
もし、自分がお人好しなら
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- 「人に利用される」
- 「都合のいい人」
- 「過度に人を気にする」
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などと感じるのではないでしょうか。
お人好しは「表面上」では評価されているかもしれませんが、実情は異なります。下手すると、本音では「バカ」にされている可能性すらあります。
理不尽なことに遭遇しても怒れないに違いありません。結果的に、自分を「安売り」してしまうことになるでしょう。
そして、自分を犠牲にしてまでこんなことをする必要があるのかと疲れてくることにもなります。
そこで、今回はお人好しの人の心理と治し方について詳しくご紹介していきたいと思います。
また、お人好しに関する「心理学の研究」もあわせてご紹介していきたいと思います。
お人好しの心理的な原因
お人好しの人には「恐怖」が埋め込まれています。
他人から「嫌われる恐怖」です。だから、無意識に他人のためになるようなことを進んでするようになるのです。
人に嫌われないようにするためにはどうすればよいのか?や、人が喜ぶにはどのようにすればよいのかを無意識では考えているわけです。
だから、なによりもまず「他人の意見やご機嫌」を気にするようになり、断れなくなるのです。
このようなことは「無意識」でやってしまうため、「意識的」には気づいていないのだと思います。
そして、ここには「他人中心なこと」ばかりで自分のことがすっぽりとなくなってしまっています。
「主体性」がなくなってしまっているといってもいいでしょう。もちろん、「自分の意見」を言うことができないのではないでしょうか。
というより、自分の意見がなになのかが分からなくなってしまうのだと思います。
だから、自分の思いどおりになることがほとんどなく、無駄に疲れてしまうことになるのです。
私も「お人好し」で思い当たる節があります。
私は「いい人だね」などと言われることがあり、それはいいことだと思っていまし言われると素直に喜んでいました。
でも、あるとき「都合のいい人だね」と言われたときショックを受けて、このことについて疑うようになりました。
ひょっとしてこれって一つも「良いこと」がないんじゃないかということです。
自分としては他人のためにしていることでも、軽く見られているということです。
頼まれたことは「きっちりやるタイプ」だったので、利用されることもあったのかもしれません。
そればかりか、周りの人は本音では「ボランティア要員」くらいのノリなのではないかと思ったのです。
例えば、めんどくさいことは「お人好しのアイツ」に頼んでおけばいいわくらいの感じだったのだと思います。
いかんせん、よく「汚いゴミ仕事」を頼まれてやっていたので。もちろん、誰もがやりたくないような仕事です。
正直、周りにイラッとしたのですが、「自分にも問題があるのか?」とも思いました。
それ以来、自分で「自分のメンテナンス」をするようになりました。
つまり、自分を顧みて「あーでもない、こうでもない」と試行錯誤がはじまりまったのです。
お人好しの心理学的研究
お人好しの心理についておもしろい「心理学の研究」があります。
それはどういうものなのかと言うと、コーネル大学などによると「お人好しは収入が低い」というものです。
また、特に女性よりも男性において顕著です。男の私としては残念でなりません。笑
さらに、お人好しの人は「管理職になりづらい」ということも明らかになりました。
ちなみに、お人好しの人は「儲からなさそうな職業」につく傾向があるとも言われています。
このようにお人好しは「客観的な数値」としてもショボく見えるようです。
お人好しを治すには?
では、お人好しを治すにはどのようにすればよいのでしょうか?
お人好しの人には「恐怖」があるということは前述しました。
だから、この「恐怖」を取り除くことが、お人好しを治すための解決策となります。
では、具体的にどのようにすればよいのかというと、嫌われるようなことをすればいいのです。
嫌われるようなことをすれば、「恐怖」がやらわいでいくからです。
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- 「我慢をしない」
- 「ハッキリと断る」
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これらはやってもまったく問題ないどころか、本来は「当然あるべき権利」のようなものです。
無理に嫌われようとしなくてもいいのですが、少しでも「違和感のあること」や「イヤなこと」にはNoと言っていこうということです。
相手からするとあまりよくは思わないでしょうが、あなたは1ミリも悪くありません。
まずは、自分を大切にするという「自尊心」を育てる必要があるということです。
自尊心については、「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。
自分が大切にできた後に、人を大切にすることができることになるでしょう。