自制心を強くし、鍛える方法はどのようなものなのでしょうか?
私たちは何かにチャレンジするときに、自分の行動を律しようとします。
しかし、自分の行動を律することができなくてチャレンジはあえなく失敗したという経験が誰でもあるのではないでしょうか。
例えばダイエットにとり組む女性はほとんどの場合において失敗しています。
仮に一時的にダイエットに成功したように思えても、その後に元の体型に戻っている人がほとんどでしょう。
このように聞くと「自制心」を強くすることはとても難しそうに聞こえるかもしれません。
しかし、実態はとても簡単なのです。
「自制心」がある人は人生において間違いなく多くの果実を手に入れることができます。
なぜなら、「自制心」があることはチャレンジで成功する確率が飛躍的に上がるからです。
ただ、世の中は「自制心」をとり崩す「誘惑」で溢れかえっています。
そこで、「自制心」を強くするためのトレーニング方法をご紹介していきましょう。
人から「自制心」が失われるメカニズム
さて、人から「自制心」が失われるとき私たちの心の働きはどのようになっているのでしょうか?
人には「理性モード」と「感情モード」の2つのモードがあります。
「理性モード」のときは「感情モード」にはなりません。
反対に、「感情モード」のときは「理性モード」になることはありません。
つまり、必ずどちらかのモードになるのが人間の仕組みです。
あなたは、感情的になった人とどのように付き合えばよいのか悩んだことがあるかもしれません。
ただ、「感情モード」の人には理性が働いていないため対話が不可能なのです。
「自制心」が失われるとき間違いなく「理性モード」ではなく「感情モード」で動かされているのです。
「自制心」を強くするためには、「感情モード」から「理性モード」に切り替えるワザを学べばいいだけだったのです。
吟味するということ
「感情モード」から「理性モード」に切り替えるためにはどのようにすればよいでしょうか?
「理性モード」のときは、物事をしっかりと考えることができる状態のことといいます。
例えば、あなたが「感情モード」になりそうになったときに思いついた問いをありったけ自分に問いかけてみてください。
例えば下のような問いです。
[list style = “star”]
- 「どうして私は心をかき乱されているのか?」
- 「問題の所在はどこにあるのか?」
- 「本来、どのような関係性であるべきなのか?」
- 「相手が悪いと思うと同時に、自分にも悪いところがあるかもしれないが、あるとしたらどこだろう?」
[/list]
このような問いを自分に問いかけ、吟味をすること自体が「自制」にとてもいい効果があるのです。
また、このような問いをノートに書いてそれに対して答えを書いていってもいいでしょう。
ノートに書いて問いを吟味することはより効果的です。
頭で考えていることを客観的に見れるようになるためです。
つまり、一歩引いた視点でものごとを見れるようになるのです。
例えていうならば、自習室で勉強をする受験生のような状態です。
彼らに「感情モード」で自制を失っている人はひとりもいませんよね?
このように強制的に内省的な問いを自分自身に言い聞かせ、自分なりの答えを探っていくことであなたの「自制心 」は飛躍的に鍛えられていくことでしょう。
あなたに新たな地平をきり開いてくれることでしょう。
「自制心」を鍛えている人はおしなべて生活にメリハリのついている人です。
なぜなら、メリハリがついている人は切り替えがうまいからです。
メリハリについてさらに詳しく知りたい方は「メリハリの意味って何!?〜生活にON/OFFをつける方法〜」を参考にしてみてください。