大切な場面であればあるほど、いつものパフォーマンスを発揮できないことがあります。
下手すると、いつもよりもパフォーマンスが下がることだってあります。いつのも自分らしくないことになってしまうのです。
誰でもそうい状況ってあると思います。
例えば、
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- 「大切なスポーツの試合前」
- 「大切な発表会の前」
- 「大切なプレゼンテーションの前」
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などには誰しもが緊張して、心臓を「バクバク」させているものです。
ただ、緊張しすぎて震えなどがあると「パフォーマンス」に影響が及んでしまう場合もあります。
人前で話すときに、手足がガクガク震えて、頭が真っ白になると困ってしまいます。
そこで、緊張して震えなどが生じる、あがり症をどのように克服していけばよいのかご紹介していきましょう。
私自身の経験談もありますので、お楽しみに^ ^
なぜ緊張が生じるのか?
人には自分が心地いい場所では、リラックスして「平常心」の自分でいられます。
しかし、自分が心地よいと思わない場所では、リラックスできない、つまり緊張してしまい、平常心ではいられなくなります。
例えば、好きな人を前にするときです。
好きな人の前では緊張してしまい、言葉に詰まってしまい平常心ではいられなくなってしまうものです。
さらに新人の外科医が、気分が悪くなり、ご飯を食べられなくなるのも同じです。
人を切ることで命が助かるのかどうかが決まるので、緊張しないはずがありません。
このように、自分が心地いいと思われる場所から外れると、人は緊張して平常心でいられずいつものパフォーマンスを発揮できなくなるのです。
そもそもなぜ、普段、さまざまな人と話すときは緊張しないのに、人前に出ると緊張してしまうのでしょうか?
家族や友人と話すときには、緊張しないはずです。
そこには本質的な差はないはずです。
あがり症の人は、いつも以上に人にどう思われるのかを気にしすぎているのです。
「格好よく見せたい」「いい評価がほしい」など、人にどう思われたいかを気にしすぎるあまり、失敗に対する恐怖心が大きくなってしまっているのです。
つまり、「等身大の自分より大きく見せよう」とする心の働きが失敗に対する恐怖を大きくしてしまってるのです。
普段は、このようなことを考えていないにもかかわらず、人前のシチュエーションにおいてはこのような心の働きが生じるのです。
克服方法は?
緊張が生じる克服方法はあるのでしょうか?もちろんあります。
等身大の自分より大きく見せようとはしないことです。「そのままの自分」でいいということです。
過去の自分を振り返ってみてください。
等身大の自分より大きく見せないといけないような経験をしたことはありませんか?
例えば、「抑圧的」な環境だと、そのままの自分が許されない環境だともいえます。
宿題をしないとご飯を食べさせないよ?とか言われると、本当はしたくない、「そのままの自分」がいるのだけれど、認められるために頑張ってやろう(「等身大の自分より大きく見せよう」)とする心の働きが生じます。
これは、「自尊心」と深くかかわっています。
自尊心については「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。
つまり、等身大の自分でいることが「恐怖」になってしまうのです。
「恐怖」を消すことは意外と簡単です。
徹底的に頭の中で「恐怖」を吟味してみることです。
恐怖になるようなことを意識に上げ、徹底的に吟味するだけで恐怖はやわらいできます。
例えば、飛行機が墜落することに恐怖を感じている人がいたとしましょう。吟味するとは、飛行機が落ちる確率はどのくらいだろうか突き止めることです。
100万分の1の確率くらいだから、まず落ちないだろうと思えれば恐怖は湧いてきません。ただ最近はどういうわけかよく落ちていますが。笑
さらに場数をこなす(=慣れる)ことによって恐怖は消えていきます。
新人の外科医は、何人もの人を切ることによって気分が悪くならずになり、いつでもご飯をパクパク食べられるようになります。
私のあがり症
私は、人前に立つだけで手足がガクガク震え、声も震えてしまうような体質でした。
そんな私が中学生の頃に弁論大会に出場することになってしまいました。
もちろん、本番では緊張しまくりで手足がガクガク震え、声も震えていました。
そんな私を見ていた女子の友達は、後で「足が震えていたけど大丈夫だった?」と心配して声をかけてきてくれました。
かなり情けない思い出として、今でも蘇ってきます。
ただ、最近の親友の結婚式では、スピーチを任せられ、ほどよい緊張感の中で親友たちをお祝いするスピーチができました。
スピーチが終わった後、ご親族の方や恩師の方から褒められました。
なぜあがり症を克服できたのでしょうか?どうあるべきかをイメージし、そのままでいた、それだけなのです。
つまり等身大の自分でいたことを心がけただけなのです。
まとめ
- 頭で緊張や恐怖の出所を吟味する
- 吟味した後は、どんどん慣れていこう
- さらにどのようにあるべきかイメージし、そのままでいる