心の闇が深い人にはどのような心理的な特徴があるのでしょうか?
いまの時代は、大きく「社会環境」が変わりはじめています。
そのため近年では、「心に問題」をかかえる人がたくさんいることがわかります。
本人は周りに「迷惑」をかけちゃいけないと思っているかもしれませんし、周りの人も「迷惑だ」と思っているかもしれません。
例えば、普通に生活をしているように見える人でも、病院に通院をしている人もたくさんいます。
「予備軍」もいれると、ほとんどの確率であなたの周りにもいることでしょう。
私の周りでも「思いの寄らない人」が心に闇をかかえて病院にいっているということが、ちらほらあります。あなたもそんなときってありますよね?
心に闇のある人がどのような特徴を持っているのか分かると、
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- 私ってひょっとして・・・
- あの人はひょっとして・・・
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など、今までは思いもつかなかったことが分かることもあるのではないでしょうか。
「心に闇」があると、実は「見た目」にもあらわれます。だから見た瞬間に分かるのです。
そこで今回は、心の闇について「スポットライト」をあてていきたいと思います。
心に闇のある人を「何千人、何万人」と見てきた心理のプロである「精神科医」の意見をふまえてご紹介していきたいと思います。
心に闇をかかえる心理的原因2つ!診断しよう!
心に闇をかかえる心理的原因は2つに分類することができます。
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- 「社会構造の変化」
- 「自尊心を傷つけられている」
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それぞれ見ていくことにしましょう。
社会構造の変化
いまの社会は、ピュアな「競争社会」へ移行しています。
「会社」は生き残りのために「ブラック化」していくことになります。
普通に働いているつもりでも、気づかぬうちに「オーバーワーク」になります。
また、周りからもプレッシャーにさらされます。
上からのプレッシャーはもちろんのこと、周りもそれに引きずられるのです。
ものごとの渦中にいると、おかしいことにも気づくことができなくなっていきます。または見て見ぬフリを決め込んでしまうようになります。
周りが一生懸命にやっているのに、自分が休もうという意識が「罪」のように感じるようになるのです。
心は、鎖につながれたように「がんじがらめ」になります。
このような働く環境が当たり前になれば、誰でも「限界」がくるものです。そして、抜けようと思ってもなかなか抜けられないようになります。
「負のスパイラル」に陥ってしまい、「ストレス」はたまっていくばかりです。
ちなみに、このような「働き手」が家庭に闇を持ちこむことになるので、これからも「離婚率」はさらに上がっていくでしょう。
心に闇をつくっているのは、このような「労働環境」だと言わなくてはなりません。
反対に、仕事が順調にいっているのであれば、家庭は円満にいくことでしょう。
私の知り合いに、心に闇があったのかは分かりませんが仕事を突然やめた人がいます。
普段から仕事はつまらないとよく嘆いていました。アルコールでごまかす日が多かったように思います。
何をしに行ったのかは分かりませんが、仕事がイヤだからか辞めて海外に行ってしまったのです。
また、私が海外を旅行中に駅のホームで30歳くらいで世界を旅している人に出会いました。
まさか、こんなところで日本人に会うとは思わなかったので印象的でした。
少し話をしたのですが、この方も仕事をやめて海外を旅していると言っていました。
たいてい、フラッと海外へ仕事をやめて行く人は何かしらの悩みを抱えているような気がします。
また、私の友達も「鬱」になってしまって仕事に行けなくなり休職していて、こういうことは身近にもあるんだなと考えさせられました。
自尊心を傷つけられている
自尊心を傷つけられていると、「主体性」を失うことになります。
「他人の欲望」を「自分の欲望」だと勘違いしてしまうようになるのです。
自尊心とは「自分で自分のことを評価する」ということです。
自分で自分のことを評価できないならば、他の「ものさし」を使って自分を評価するようになります。
他の「ものさし」とは、自分の「内側の基準」ではなく「外の基準」です。
例えば、「常識」のようなものです。
そして、「外の基準」にコミットしていけばいくほど自分を見失っていきます。
「偽りの仮面」をかぶって生きることになります。
これが「ストレス」にならないはずがありません。心が休まる場所がないのです。
ただ生きているだけで、まったく活きていない状態に陥ってしまうのです。生活に「充実感」が出てこないし、「ハリ」も出てきません。
多くの人は「本音と建前」を使い分けていると思いますが、このようになると「建前だけの人」になってしまうということです。
そして、「自分がやりたいこと」と「自分がやりたくないこと」の区別がつかなくなっていきます。
反対に、自分を見失わずに「自分の世界観」がしっかりとしている人は精神衛生上とてもよいことです。
つまりは、マイペースな人は「心に闇」をかかえづらくなるということです。
これを裏付けるように、ある精神科医によると、「自分は自分、他人は他人だ」と割り切っている人はやはり心が健康だということを言っています。
あなたも、「対岸の火事」ではないことに気がつくはずです。
心に闇がある人の心理的特徴4つ
ここでは心の闇がある人の心理的特徴をご紹介していきます。
大きく分けて4つに分類することができます。
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- 「笑顔をふりまく」
- 「肌荒れ」
- 「他人の目が気になって仕方ない」
- 「人間不信」
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それぞれ詳しくみていくことにしましょう。
笑顔をふりまく
実は、心に闇がある人ほど「必要以上」に笑顔をふりまいています。
自分自身で「明るいキャラ」を無理やりつくっているのです。
本音が「建前」によって、覆い尽くされてしまっているのです。
そして、「偽りの仮面」をつけることは心理的にもストレスになるのです。
さらに、笑うような場面でないところで「笑顔」をふりまく人もいます。
こうしないと間が持てないのでしょう。
[list style = “check”]
- 自分の闇を隠すため
- 自分に闇があると思いたくないため
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に笑顔をつくっているともいえます。ただ、本当に自分で気づいていないままの人もいるでしょう。
肌荒れ
実は、心に闇があると「肌荒れ」となって表れてきます。
例えば、湿疹や吹き出ものなどの「肌の不調」がでてしまうのです。
ストレスが多かったり、鬱っぽくなっていたりすると「肌の調子」が悪くなってしまうのです。
だから、「肌の調子」を見ただけで「心の状態」がどのようになっているのかが分かると言っても過言ではないのです。
もし、自分の「肌の調子」が悪くなったらメンタルヘルスを機会の訪れを意味しているのです。
他人の目が気になって仕方ない
自尊心が低いと、世間などの「他人の目」を過剰に気にするようになります。
常に、他人にどう思われるのだろうか?と気にするということです。
その結果として、
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- 「内向き」
- 「下向き」
- 「後ろ向き」
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の3拍子がそろうことになります。
そして、普通の人は気にしないレベルのことに対して「ウジウジ」したり「ネチネチ」してしまったりするのです。
もちろん、当然のことですが他人も離れていくのではないでしょうか。
人間不信
上っ面の表面的な付き合いしかできないため、本当に信頼できる友達をつくることができません。
「人間不信」に陥るのは必然といえば必然です。
身の回りの問題を、気軽に相談できる友達がいるのかどうかは重要なことです。
信用できる友達がいると「喜びを2倍、悲しみを1/2倍」にしてくれるからです。
かなりチープな表現ですが、「言い得て妙」です。
人間不信の「ひとりぼっち」さんのところには、そのままダイレクトにやってきます。
人間不信が広がれば広がるほど、壊れやすく、もろくなっていくのです。
頼ることができるというのは、やはり大きいのです。
不透明な時代だからこそ、「心の拠り所」があるのかないのかで天と地ほどの差が生まれることになるでしょう。
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