毒親の心理的特徴と対処法はどのようなものでしょうか?絶縁も考えなければならないのでしょうか?
近年、「毒親」という言葉が流行になって話題になっています。
毒親がいるなら、
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- 「人生狂った」
- 「自分が分からない」
- 「親にふり回される」
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などのことを感じるのではないでしょうか。
毒親に心理的に影響を受けてしまうと、なかなかそこから逃れられなくなってしまいます。なぜなら、「人間の心」はそう簡単には変わらないからです。
毒親が増えている昨今において、早い段階で「反面教師」にして自立ができればとてもラッキーなくらいです。
いまの時代は、「自立事業」を成功させるのが大変な時期になっているからです。
とは言っても、とにかくどのようにすれば「毒親」から自由になることができるのかが問題であり、求められていると思います。
そこで、今回は「毒親」の傾向を知るために心理的特徴と、その対処法をご紹介していきたいと思います。
毒親の心理的特徴
毒親の心理的特徴はどのようなものでしょうか?
実は、とてもシンプルで「そのままの子供の人格」を否定してしまうのです。なぜなら、親自身が心理的に「自立」をしていないからです。
子供からすると「そのままの自分」ではいられないような体験をたくさんしていると言えるでしょう。
例えば、本当は好きでもない「ピアノ」などをやらされていたりしたということです。
自分がピアノをしたいという「自発的な欲求」ではなく、親がピアノをしてほしいという「親の欲求」なのです。
また、歌を歌いたい子がいたとして「あなたは下手だからやめといたら?」などの何気ないひとことで「自発的な欲求」はいとも簡単に消えていってしまいます。
子供をけなしたり、バカにするのは子育てにおいて御法度なのです。
このようなことが日常的になると「他人の欲求=自分の欲求」というふうな錯覚に陥ることになります。
つまるところ、「自立していない人」が誰かを自立させることは不可能だということなのです。
子供からすると、「自分が悪い」と思い込んでしまうことでしょう。なぜなら、親は「絶対的な存在」であり言うことを聞かざるをえないからです。
自分は悪い子なんだという「自己イメージ」が強まっていくことでしょう。子供の「自尊心」は低くなってしまいます。
この問題をより一層ややこしくしているのは、毒親は「悪意」があってこのようなことをしているわけではないということです。
むしろ、善意で無意識に「毒」をはいているのです。だからこそ、なかなか気づくことができないのです。
万人が「自分の親がそんなわけじゃない」だと思うことでしょう。自分の親は大好きだからです。
また毒親と「表裏一体」の関係をなしているのが、「実家依存症」の人たちです。
「実家依存症」の人たちは、自分の親が「毒親」であるということを大人になっても気がついていないだけと言えます。
「実家依存症」の人については「実家依存症の妻の原因と心理的特徴を大公開!対処法は?」を参考にしてみてください。
実家依存症の人が親になったとしても「二番煎じ」になるのがオチなのです。
毒親の対処法は?絶縁も?
では、自分の親が「毒親」だった場合はどのようにすればよいでしょうか?
実は、毒親だと気づいているだけ「ラッキー」です。前述したように気づいていない人が増えているのですから。
また「変える必用性」があるということがあるのはとても「ラッキー」なことなのです。
また「普通の人」は変わる必用がないために、「普通の仕事」について「普通の人生」で終わっていきます。
しかし、ここまで読んでいただいたあなたはそうではないのです。
対処法としては、まずは距離をとる以外ありません。
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- 「物理的な距離」
- 「精神的な距離」
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の両方においてです。
やってはいけないのは、親と「話し合う」ということです。話し合ったとしても相手が変わることはないでしょう。
人間は「現状維持」を望むのが常ですから、毒親は「毒親」のままでいたいのです。
おそらく、あなたが傷ついているということすら気づいていないのではないでしょうか。
「なに言ってるの?(゜_゜)」みたいになるはずです。
だから、何かを言ったところで「効き目」はゼロだろうし、あなたの態度が好転することはないのです。
やるべきことは、毒親の問題は横にそっと置いておき、あなたがやりたいと思うようなことを見つけ実行することです。
人間はあるひとつの認識を強めると、他のものが見えなくなるという性質があります。
つまり、やりたいことをやっていると「毒親の問題」はどっかへ行ってしまうのです。良い意味で「鈍感力」がついてくるのです。
これは、生きていく上での問題への「解決方法」でもありますから、身につけることができればかなりお得です!
「毒親の問題」をあれこれと悩むのではなく、それとはまったく別のもので頭をいっぱいにしておけば次第に忘れていくのです。
実は、これをやっていると「自尊心が高める」トレーニングにもなっています。
自尊心についてさらに詳しく知りたい方は「自尊心が低い人の原因と特徴、自尊心を高める3つの方法」を参考にしてみてください。
ただ、絶縁をした方がいいのかといえば、そうではありません。お正月や夏休みにちょこっと帰るくらいの「ゆるい関係」にしておけばよいのです。
困ったときには、いくらなんても助けてくれるでしょう。
自立するまでの関係を「ゆるい関係」にして、自立をした後はあなたが「どんな関係」を維持していくかは選べばよいでしょう。
日常生活においては、ほとんど関わることはなくなるでしょう。自立がうまくいっている人でも実際の親子関係はこのようなものです。
そのためにも、絶縁をするのはやめておきましょう。