執着心を捨てる心理はどのようなものなのでしょうか?
執着心があるというせいで、自分が望んでいるものとは異なるものにとびついてしまうことって結構あります。
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- 「あの人が羨ましい」
- 「私も〇〇が欲しい」
- 「〇〇がやめられない」
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などのようになっていくのではないでしょうか。
執着心を捨てたいのになかなか手放せないのはかなり強力だからです。
目の前に「魅力的なもの」が置かれたらついつい飛びついてしまうのが「人間の性」です。
「美男美女」を前にするとドキドキするのと同じことです。ドキドキするのをやめろと言われてもキツいのが実情です。
でも一方で、「何か違う」と感じるのではないでしょうか。
なぜなら、本来望んだものとは異なるところに行っているからです。
執着心が強いとそこから離れることができなくなっていき、「無限ループ」の中で堂々巡りをするようになるのです。
そこで、今回は執着心を捨てるための心理をご紹介していきたいと思います。
執着心を手放すには?執着するもの3つ!
では、執着心を手放すためにはどのようにすればよいでしょうか?
まずは、私たちが「何に執着をしてしまうのか」を知る必要があります。
実は、人間が執着心してしまうのは3つに集約することができるということを言っておかなければなりません。
見えない敵に襲われているようなものだからです。
それは、
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- 「お金」
- 「地位・名誉」
- 「異性」
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の3つです。
もちろん、私もお金がたくさんあって、周りからチヤホヤされて、異性からもモテたいと考えています。w
お金に関する欲望というのは「際限がない」とよく言われるのは聞いたことがあると思います。
実際にそうで、お金持ちになった人たちが目指すのはさらなるお金持ちですw(まぁ、もういらないかぁ。みたいにはならないのですw)
地位・名誉がかなり強力な執着心を引き起こさせるというのは「古今東西の物語」や「歴史」を読めば分かるはずです。
地位・名誉をゲットするために、邪魔なヤツらを消していき成功してハッピーエンディングです。w (実際は、勝った人だけがハッピーなのですがwww)
最後に、異性との恋によって人生がめちゃめちゃな「破滅状態」になった人を見かけたことがあるのではないでしょうか?
依存してしまったりいつまでもズルズル引きずってしまうような付き合いのことです。
そのままでは「都合のいいヤツ」というポジションに成り下がってしまうことでしょう。
これらが「粘着剤」のようになって、これらから離れるのを困難にしているのです。
執着心をなくすと執着心がない人になるのか?
人間には現状を維持する働きがあるということも言っておかなければなりません。
たとえば、ダイエットなんて理屈的にはチョー簡単で「消費カロリー > 摂取カロリー」になればいいだけの話です。
しかし、成功するのはかなり難しいです。なぜかというと、現状を維持するという働きがあるからです。
3日坊主という言葉を持ち出すまでもなく、「やろう!!!」と決意したとしても短期間でまた元通りになってしまう働きがあるのです。
だから、「ダイエット」と「リバウンド」というのは「セット」だということです。必ず両方ついてくるのです。
つまり、現状の中に「執着」するものが入り込んでいれば執着するということから抜けられなくなります。
そこで3つの方法論を試してみてください。
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- 「環境を変える」
- 「現状を変える」
- 「ゲットしてみる」
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それぞれ詳しくご紹介しましょう。
環境を変える
環境を変えることによって変わってくることになるでしょう。
人間は環境の生き物で、「育った環境」や「置かれている環境」でパフォーマンスが決まってきます。
たとえば、ある人の年収は「友達数人の年収の平均」になっていると言われています。あなたはどうでしょうか?
人間関係を変えることによって、自分を変えることができるということなのです。
だから、ひとつのコミュニティに属しているだけではなかなか変化は訪れないでしょう。
新しいコミュニティへ足をふみ入れることができる能力というのは、自分を「柔軟に変化させる能力」とも言えます。
「人間関係を断捨離してリセットを3分でしよう!」では人間関係の整理について詳しくご紹介しています。
現状を変える
これも新しい自分を定義するための方法論です。「新しい現状」をつくっていくというやり方です。
新しい現状をしっかりと定義できたなら、勝手にそっち側へ移っていきます。
ダイエットをしてリバウンドをしてしまうように、新しい現状へ勝手に動いていってしまうのです。
無意識の力には抗えないということを、ポジティブに使うことができるのです。
「引き寄せノートの書き方と作り方を大公開!心理効果3つ!」では具体的なやり方をご紹介しています。
ゲットしてみる
あなたが執着してしまうものがだんだん分かってきたと思います。
あなたが、執着してしまうものを手に入れてみてください。一時的なものでもかまいません。
たとえば、車に執着するならレンタカーをしてみたり、金持ちなら金持ちが行くような場所に行ってみて一時的にそれを手に入れてみるのです。
そうすることによって、あなたがなぜそれに執着するのかを体感を伴って考えることができます。
「別にそうでもなかった」「執着するほどのものでもなかった」「どっちでもいいか」などと感じるようになるのではないでしょうか。
それでやっぱり欲しいと思えば、それは本当に欲しいものだから執着とは言いません。それは「目標」と言うのです。